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白露の 色はひとつを いかにして
藤原敏行
白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染めらむ
(巻第五秋歌下257)
※ちぢ:千々
白露の色は一つなのに、どのようにして、秋の木の葉を、様々な美しい色に染めるのでしょうか。
露の単色に対して、紅葉は美しく、色とりどり。
その対照的な変化を、知的に、穏やかに詠む。
和歌の伝統として、秋の木々が美しく紅葉するのは露が原因と考えられていた。
まさに、紅葉の美を作り出す、不思議な染め薬のような扱いなのである。
藤原敏行
白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染めらむ
(巻第五秋歌下257)
※ちぢ:千々
白露の色は一つなのに、どのようにして、秋の木の葉を、様々な美しい色に染めるのでしょうか。
露の単色に対して、紅葉は美しく、色とりどり。
その対照的な変化を、知的に、穏やかに詠む。
和歌の伝統として、秋の木々が美しく紅葉するのは露が原因と考えられていた。
まさに、紅葉の美を作り出す、不思議な染め薬のような扱いなのである。
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