表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古今和歌集から(1)  作者: 舞夢
21/289

我がために くる秋にしも あらなくに

                                  よみびとしらず


我がために くる秋にしも あらなくに 虫の音聞けば まづぞ悲しき

                      (巻第四秋歌上186)


私のためだけに来る秋では決してないのに、虫の鳴き声を聞くと、すぐに悲しくなってしまうのです。


虫の音を聞くと、すぐに悲しくなってしまう。

自分だけに秋が訪れるわけではないけれど、もしかして、今の恋に不安がある。

だから虫の鳴き声から「秋」を感じると、「相手から飽きられた」と、不安を感じてしまい、ついには失恋が「ほぼ確定」と悲しみ、ふさぎ込む。

そう考えると、単なる自然からの思いだけではなく、なかなか複雑な意味を込めた歌になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ