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あだなりと なにこそたてれ 桜花
さくらの花のさかりに、ひさしくとはざりける人のきたりける時によみける
よみびとしらず
あだなりと なにこそたてれ 桜花 年にまれなる 人もまちけり
(巻第一春歌上62)
桜の花が満開の時に、しばらく訪れがなかった人が来た時に詠んだ歌。
貴方は浮気者で有名なのですが、この桜の花は、一年のうちに稀にしか来ない人としても、待っているのです。
この浮気者は、次の歌の業平。
待ち続けた女は、ようやく来てくれたと、少々の皮肉をこめる。
さくらの花のさかりに、ひさしくとはざりける人のきたりける時によみける
よみびとしらず
あだなりと なにこそたてれ 桜花 年にまれなる 人もまちけり
(巻第一春歌上62)
桜の花が満開の時に、しばらく訪れがなかった人が来た時に詠んだ歌。
貴方は浮気者で有名なのですが、この桜の花は、一年のうちに稀にしか来ない人としても、待っているのです。
この浮気者は、次の歌の業平。
待ち続けた女は、ようやく来てくれたと、少々の皮肉をこめる。
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