表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古今和歌集から(1)  作者: 舞夢
19/289

木の間より  もりくる月の  影見れば

                             よみびとしらず


木の間より  もりくる月の  影見れば   心づくしの  秋はきにけり

                    (巻第四 秋歌上184)

※影:月の光。


木々の間から漏れてくる月の光を見ると、物思いに沈むばかりの秋が来たと思うのです。


男に捨てられる寸前の女の歌とも、とれる。

木々(多くの女性)から漏れてくる(噂が伝わってくる)ので、物思いに沈むしかない(つまり自分は、飽きられた)、そんな時期が来てしまった。


尚、源氏物語須磨では、「須磨には、いとど心づくしの秋風に」と引用されている。須磨に自主退去して、先の望みがない光源氏と、その従者たちに、物思いに沈ませるだけの、冷たい秋風が吹いているという設定。

光源氏一行のみじめな哀感を、さらに際立たせている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ