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ヒ・ミ・ツ  作者: 神沢 りんね
3/3

bousi

服装を整えることにした私は、クローゼットをひっくり返して世界一可愛いコーデを作ろうと努力していた。


自称着こなし名人、フェリシーとともに。


まあ、たしかにフェリシーのチョイスはメッチャクチャかわいいんだけどさ、夜にこんな服着たら凍えちゃうよ⁉って感じのノースリーブのワンピースとか、逆に暑いモコモコダウンとかのチョイスばっかり。

やっぱり、普通の格好より少しおしゃれするくらいでいいか。


キャップ型帽子に似合うアウトドア系の服にしよう。

……と言っても、せっかくの初デートなので、やっぱりオシャレしたい。


ああだこうだと二人で悩んだ結果、こうなった。


・白のゆるい半袖ブラウス

・紺色の広がるスカート

・灰色と薄ピンクを基調としたちょっと甘めの薄い上着

・寒いからとりあえずタイツ


って感じ。


「おお!まあまあ可愛くなったんちゃう?」

「うん!しかも、動きやすい!」

「帽子かぶったらどや?」

「」

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