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詩集 白き再生の空へ  作者: 仲仁へび
11/11

11 使命



 理由握りしめて ただ一人で迷いこんだ

 何も知らない世界で 寄る辺なく孤独に佇む


 その景色は意味をなくして

 モノクロ 色あせた風景がのようで


 続く 偽りで飾り立てられた 幸せな日々

 何もかもが身の回りにはあったけれど


 心満たされぬままで

 浮かべる笑顔の作り方さえ 忘れてしまった


 触れる事ができない世界

 すぐ近くにあるのに まばゆくて見つめられない


 空っぽのまま 踏み出したら

 脆い私の体は壊れ果ててしまいそう


 ここにいる意味 なくしたならば

 きっと自由になれるはずなのに



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