~dozen rose~
1.
夏のアルバムに 海と空の色
渚の夕暮れ 忘れられなくて……
夢の中のリアルのような
そんな君に出会ったのは
オレンジの似合う
コテージの傍で
風に飛んだ白いハンカチ
少し濡れていたのはきっと
飛沫のせいだと
思い込んでいた
秋のアルバムに 海と空の色
どこまでも続く浜を歩いたね
2.
笑顔の裏 隠された華
波のさらう 偽りの華
棘に気付かずに
強く抱きしめた
時をかさね色つく日まで
2人混じり色つく日まで
棘に気付いても
ただ抱きしめてた
冬のアルバムは 未来を綴って
水平線凪ぐ 月と太陽
色ついた華は
眩しいdozen rose
夢から醒めても 君に狂い咲き
悠久の海と 君に狂い咲く
君に狂い咲く…
元のタイトルは“12月12日”とついていたのだった;