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魔剣戦記~異界の軍師乱世を行く~  作者: 藍藤 唯
エル・アリアノーズ戦記 最終章
53/81

ep.51 エル・アリアノーズ

ちょっと書き方変だけど仕様です。

 朝 南雲竜基


 風が吹いていた。

 物思いによく耽っていた、バルコニー。最近は訪れることも減っていたが……それでもいざ来てみると案外、思いでが詰まっていたりする。

アリサやヒナゲシと本音をぶつけあった、思い入れはある場所だ。

 景色を見ることを好む竜基は、こうして町を眺めることが好きだった。


 見下ろせば、ガイアスやライカがいつも武芸を楽しんでいる訓練場がある。今日だけは、誰も入ることはできない。なぜなら、この後で町中の人々がここに入るからだ。クレーターなど出来ようものなら目も当てられない。


 靡く黒髪に思いを馳せる。


 今日は、素晴らしい日になるに違いない。今日は、どん底への第一歩かもしれない。

 相反する二つの高揚と疑念は、竜基の心の内をまるで太極図のように渦巻いていた。


 吹く風は季節に合わせて暖かく、そして優しい。自然に恵みを持たせるようなこの穏やかな風は、『豊かで優しい国』を象徴するかのようで。


 竜基の、そして彼の主が目指す国、その建立にはこれ以上ないほど、天候に恵まれた快晴の日だった。


「……大丈夫の、はずだ」


 午前中の東日は、西の斜陽とは違いどこか清々しい気分にさせる。朝食もそこそこにバルコニーと歩いてきた竜基は、目下の訓練場が午後には人で埋まるだろうことを想定して一つ頷いた。


 今日は、良い日だ。


 この、魔剣戦記に酷似した世界に転移してから、これでどのくらい経っただろう。そろそろ、二年になる。

 多くの困難が、竜基を襲った。もう、平和な世を生きた日本人などと名乗れないほどに、彼の周りでは様々なことが起こった。


 願わくば、この先にも幸のあらんことを。


 竜基の立つこの場所は、新たな王に冠を授ける戴冠式の、晴れ舞台だ。


 この後、ここには竜基の主が現れて、きっと宣誓するだろう。


 豊かで優しい国を作る、と。


「すぅ…………」


 大きく、息を吸い込んだ。きっと、大丈夫だ。自分ならば、そして周りの頼れる仲間たちなら、やれる。戦える。

 胸の内のすり減った心を、空気で埋めるように。大きく、大きく吸った空気は、東京のそれとは全く違う透き通ったものだった。

 上手くやる。手筈は、整っている。相手の出方も、予想して対策は立ててある。


 後に残す懸念は、無い。


 ないはずなのにどうしてこうも、不安が募るのか。それはきっと、この国の名前が……




 エル・アリアノーズだからだ。













 昼 アリサ・ル・ドール・アッシア


 人々の叫びが聞こえる。

 戦場のそれとは全く違う、歓喜に満ち溢れたこれはきっと、歓声だ。

 アリサはその美しい紅玉の瞳を閉じて、小さく息を吸った。その胸に入ってくる空気は心地よく、まるでこの巣立ちを、そしてこれからの未来を歓待しているかのようで。


 普段は絶対に着ないような、可憐で派手なドレス。竜基に似合うかどうかを聞けば、彼は目を逸らして「ヴィクトリア朝時代……?」などと訳のわからないことをつぶやいていたが、似合っていることは似合っているらしい。


 素直にそう言ってほしかったが、竜基の隣……というかもうしがみついているライカの目が怖かったのでそれ以上は竜基にそういう甘い話はできそうになかった。


 白を基調に紫をあしらった仕様は、いつもの服装と同じだ。アリサには、その色が一番似合うとクサカが言っていた。

 アリサの目の前にあるのは、未来への入り口。


 もう、辺境貴族や殆どの武官文官はきっと、バルコニーに整列していることだろう。

 彼女を止めるものは、もう何一つ無い。


 ここまで、長かった。



 風が 、吹いていた。豊かで、優しい風が。


「……ねぇ」

「ん?」


 隣にはたった一人。みんなが待っている高台へ、共に歩んでくれる人。


「ここまで来られたのはね。絶対、貴方のお陰なの」


 視線は、まだ向けない。正面の、バルコニーへの入り口は、美しい昼下がりの暖かな日差しを送り込んできて、少し眩しいが心地良い。

 バルコニーの向こう、眼下に広がる大きな訓練場にはきっと今、素晴らしい国の誕生を祝う民衆でいっぱいだ。


 喧噪も、歓声も、狂喜の声も、全てがどうしてか高揚を煽るエッセンスだ。


「貴方が居なければ、絶対にこうはならなかった。ここまで来ることなんて出来なかった」


 ぽつり、ぽつり。歌うように、涼やかで聴き心地の良いアルトボイスが、隣に立つかけがえの無い人へと届く。


 豊かで優しい国を作るため、戦ってきた自分。

 そんな自分を、唯一、隣で、部下として、そして、年上の男の子として、導いてくれた、大切な人。


「今、私とっても嬉しいの。夢が、叶うんだって。夢をおい続けてきて良かったって、素直に思えるから」


 薄く化粧をしたアリサの表情が、瞳が、潤んだような可憐な花を思わせる。


 嬉しかった。隣に居てくれることが。

 楽しかった。優秀な部下をもてたことが。

 幸せだった。胸が暖かくなるほどに温かな少年に出会えたことが。


 ああ、もう自分はどうしようもなく。


「だから、私……」


 そう言いかけて、とどまった。


 これ以上は、言えないんだ。だって、王女だから。これから、全てを背負って戦っていく、国の主だから。

 そんな個人の心情を、伝えることすら、許されてはいけないんだ。


「……アリサ?」

「ん~ん。なんでもないっ」


 初めて視線を隣に向けた。泣き笑いのような、そんな彼女の表情。それは、どうしようもなく可憐で、綺麗で、そして、寂しそうで。


「りゅー……き?」

「いや、まだここは……公的な場じゃない」


 掴まれた左手は温かく。

 今は、これでいい。と彼女は思う。


 思わず緩んだ口元は、幸せを噛みしめて。


 もう戻れない、戻らない、北アッシアの日々に別れを告げよう。


 そして……いつか……。


「リューキ」

「どうした?」

「大好きな国が出来たら……私と一緒に、いっぱい、隅々まで……見て回ろうね」

「……ああ、絶対だ」


 どう、彼が取ったのかはわからない。けど、言質は取った。王女が女王となった時、隣にはきっと。


 ……さぁ。



 息を吸ったアリサは、自分から暖かな手を放す。


 鋭い紅の瞳は、バルコニーの向こう、人を、大地を、世界を睨む。


「行くわよ、軍師リューキ」

「仰せのままに、我が主」


 傍らに竜基を控え、自らが堂々とまっすぐに、未来への入り口へと足を踏み入れた。












 昼下がり アリサ・エル・アリアノーズ


現れた美しき銀髪の王女に、歓声は弾けた。

 バルコニーの先から民衆を見下ろす姿は堂々と。そして気高く高貴であった。今、この北アッシアに負けはない。


 否、もうここは北アッシアなどという地名ではないのだ。

 掲げる宝剣は太陽に反射し、ぎらりと輝く。


「皆の者!! 聞け、私の声を!!」


 涼しげに、しかしはっきりと浸透するその声に、バルコニーに立つ他の貴族や部下たちをも、背筋を伸ばす。

 当然、あてられた民衆は熱にほだされ、舞い上がるどころの話ではない。


 圧倒的なカリスマが、新たな王城を支配する。


「アッシア王国は地に墜ちた!! 我々が立ち上がるべきは人々の為!! この地にもたらした恵みを、隣人が享受出来ない悲しみを、私は許すことが出来ない!!」


 宣言は、一言一句が民の心を煽り立てる。

 アッシアの民は苦しんでいる。この素晴らしい街が、何故アッシアでは造れないのか。


 簡単だ、王国の政治が取り返しのつかぬほど腐り果てているからだ。


「ここに!!」


 宝剣を引き抜く姿すら美しく、見る者全ての瞳を奪う可憐な王女。


「私はアリサ・ル・ドール・アッシアという名を棄てて宣言しよう!! アッシアの腐敗は、許さないと!!」


 瞬間、大きく風に靡く、銀の花をあしらった旗印。

 国旗はバルコニーと訓練場の周囲に、取り囲むように並び立つ。


 どよめく民衆に笑顔を送り、そしてアリサは高らかに宣誓した。


「北アッシアを改め、一つの国家として設立する!!  その名は、エル・アリアノーズ!!」


 はちきれんばかりの歓声が、次の瞬間全てを飲み込んだ。











 夜 南雲竜基


 エル・アリアノーズ建国記念に、国中の空気が最高潮に達していた。


 アリサの人徳と、そして大量の根回しが活きた結果だろう。


 宴が催され、城下町は祭りの様相を呈している。篝火が焚かれた訓練場はそれこそ無法地帯と化しており、普段は束縛された兵士たちが楽しそうに祭りを堪能していた。


 だが、上層部は違う。


 集められた、シャルルを始めとする貴族達。そして、クサカ、ヒナゲシ、グリアッドの三人を加え、竜基とアリサを中心にした会議が始まっていた。


「エル・アリアノーズによる易姓革命だ」

「どういうこと?」


 切り出した竜基に、周囲の視線が集まる。上座に座るアリサが、会議室の空気を代弁する。


「今や、アッシア王国は徳を失って久しい。ならば、我らが成り代わろう。簡単に言えば、そういうことです」


 公的な場では丁寧な竜基の口調に、アリサは一つ頷いた。周りの人間も、なるほどと空気を弛緩させる。

 意味を知らない言葉であったが、竜基が言うならそうなのだろう。


 そういう考え方が浸透してきていることに竜基は少し危機感を覚えつつも、言葉をつなげた。


 易姓革命というのは元々中国思想に基づく考え方だ。この世界に生きる人々が知らなくても無理はない。


 以前ちらりと聴いた時、儒教の考え方をアリサが知っていたことには、少し驚いたが。


「……準備の方は、整いつつあります」


 竜基が、数人の貴族たちに目を向けた。一様に頷く彼らの顔に、不安は見られない。

 金銭的な援助を受けた今、自らの信用する部下に兵は預けてきている。タイミングも全て、こちらで管理しているのだ。


「南東のランドルム、北方のセイヴェルン、南西のエツナン、そして東方のウルカムルからの同時多角攻撃。昨日得た情報によると、それぞれの方角へ出した指令……誘引作戦のお陰で王都脱出をもくろむ兵士や民が後を絶たないそうだ。士気もかなり低いと言えます。今攻めずして、勝機はない」


 テーブルに広げられた、アッシア王国の地図。


 エル・アリアノーズがドーナツ型に展開したお陰で、アッシア王国は袋のネズミである。


「明日には出兵という予定は、各自守ってくれたようで。伝達も申し分なく、これならば物量が平等でも大丈夫です」

「待ってくれ」

「どうかしました?」


 一人の貴族が手をあげた。彼は、セイヴェルンの領主のはずだ。


「確かにそこそこの兵は居る。だが、一点突破をされれば、王国の保有する兵力には勝てない……!」

「その通りです」


 頷いて、しかし冷静に竜基は地図を指さした。


「しかしその前に北方のセイヴェルンが突破されることだけはない、と言っておきましょうか」

「……何故?」


 不安げな領主の気持ちもわかる。自らの持つ兵力が、王国に蹂躙でもされてしまったら、もう彼の街に自衛力はない。


「北に突破した相手に、未来が無いからです。もし突破される危険があるとすれば、一番リスクが高いのはエツナンでしょう」

「む」


 シャルルへと目を向けた竜基だが、相変わらずその顔色に危機感はみられない。どうしてか、彼の立てる一個一個の戦略に口を挟めるような空気ではなくなっている。


「エツナン地方は南方に天然の要害があるとは言え、南に逃げ道があるこの事実が一番攻撃を受けやすい。それは何故かと言えば、奴らは間違いなく脱走を謀るからです」

「脱走!?」

「逃げるというのですか!?」

「はい、王都の動きをそう睨んでいます。いくら何でもあの横暴を、ふつうに行える訳がない。かなりの確率でバックが居ます」

「……確かなのですか?」

「ええ、ほぼ」

「にわかには信じ難いな……」


 困惑を色濃く残す領主たち。この話が本当だとすれば、王国はすでに他の国とつながっていたことになる。


 しかし、いったいどこと、だというのか。


「……それで、エツナンが突破されては困るのですが」

「そうですね。なので、こういう作戦を取っているんです」


 地図の中で、竜基が指さす先は侵攻ルート。

 北西のエル・アリアノーズの進軍は、若干南に下りつつ王都を目指す形だ。サイエン地方を通り、そのまま王都に直線的に向かう。


 そのルートをたどった上で、さらに竜基はもう一本、エツナンからの攻撃ルートを見せた。


「エツナン地方の進軍が、比較的他の場所よりも早い理由はそこにあるんです。最初に攻撃してきた場所を迎撃するのに、余力はあると考えるでしょう。まさか最初から脱兎のごとく逃げ出すわけもない。エツナンが最初に攻撃を加え、それとは少しずれたタイミングでの他の地方からの攻撃を仕掛ける。そうすると、突破しやすいエツナン側の兵は疲弊を余儀なくされ……そこに新たな本軍が到着する」


 さらりと流すこの攻撃方法に、貴族達の目の色が変わった。竜基は当然気づいていたことだが、この世界に"時間"というギミックを使った攻撃方法は殆どない。唯一の例外が、自分が食らったものだというから笑えないが、あれとはまた別の同時多角攻撃に、その苦い思い出を活かす考えだ。


  伝達が遅い。通信機器がない状態で、遠くの国と連携して時間差攻撃を図るなど、到底考えられる手段ではないのだ。


 だからこそ竜基は戴冠式までの全ての時間を計算し、早めの伝達と旗揚げのことを伝え、日付と時刻による進軍のタイミング調整を計ったのだ。


 戦争を始める前に、決着はついている。


 情報をしっかりと把握した上で、この世界に無い利用法をする。


 もう、負けられない。


 竜基の意志は固まっていた。

 だから油断も、隙も作らせない。エリザに食らった戦術を応用して返すのも、その意思表示の一つ。


「相手側の魔剣使いの動きについては?」

「うちの密偵がつかんできた情報では、隠密に優れた魔剣使い一人の存在は確認されています。その男は、エリザの護衛……ってご存じのようですねみなさん」


 エリザの護衛、というだけで全員察することが出来たようだ。

 その事実に半ば驚きつつも、竜基は言葉を続ける。


「しかし、エリザは一度我々を攻撃する時にも、魔剣使いを使っていません。アリサを排斥する為なら、派遣して当然の魔剣使いを、です。よって、彼女の手札に魔剣使いの二枚目は無い、と考えて良いのではないでしょうか」


 周囲をみれば、それぞれが納得した表情を浮かべている。

 彼の言葉に穴はない。

 ならば心配をしても仕方がない。賽は投げられたのだ。


「……じゃ、評定を終わりましょう。今日はゆっくり休んで、明日からの戦いに備えなさい」

「「「「はっ」」」」


 アリサの一言で、戦前の評定は終わりを告げた。











 真夜中 南雲竜基


「ねえ」


 その呼び声で、竜基は振り向いた。

 普段通りで明るく、そして気高い銀の少女。

 いつもはしっかりノックをしてから入ってくるはずなのに、今日はずいぶんと無遠慮だった。

 お陰で、竜基は血眼になって地図と資料とにらめっこしているところを、みられてしまっていた。


 一瞬の沈黙。見られたくなかったこの状況に、竜基の法から根負けして、いすに体を投げ出した。


「あ~あ、見つかったか」

「……やっぱり、懸念はあるのね」

「あ、ばれてたのか」

「……私を誰だと思ってるのよ」


 ため息混じりに、アリサは竜基の隣に立つと、至近距離でデスクをのぞき込んだ。


「……魔剣使いの存在ね」

「アリサ、ちょっと近い」

「なによ、いいじゃない別に」

「……そっすか」


 頬が触れあうほど、アリサの顔は竜基に近い。真剣に同じ布の地図を睨んでいるというのに、なんだか違う意味でもバレたくないことが増えそうだった。


「魔剣使いがいない、とあそこでは言い切ったが。エリザが本当に食わせ者だとしたら、今の今までカードをかくして、脱出の為だけに使うくらいやりかねない」

「……ありそうね」


 懸念事項は敵方の魔剣使いの存在に他ならなかった。

 一点突破くらいなら平気でやってのける、人間兵器。まるで昔やった無双するだけのゲームのような理不尽。


 その存在に対してどうカードを切るのか、それを考えなければならなかった。


「しかしそれでも、最初はでてこないだろうとは思う」

「……そうなの」

「だが、中盤以降……俺たちが出てきてからが、想像を絶する戦いになりかねないんだ。……それが、一番の不安だ」


 ぐ、と握りしめた彼の拳は、今までたくさんの人々を殺してきたが故の思いが込められている。

 これ以上、死者を出したくないという思い。そして、乗り越えなければ主の望む未来は無いという、無力感。


 負けることはないだろう。


 だが、被害はどの程度に上るかわからない。

 それが、竜基の出した結論だった。

 もし仮にここでアリサを一人残して全滅するようなことがあれば。どんなに死力を尽くしても、"部下を全て失う"史実通りの悲劇があれば。


 エリザを介した他国の傀儡に成り下がることも、これからだって容易にあり得る。

 たとえばゲームで繋がっていた、グルッテルバニア、とか。


 アリサを、一人にするわけには、いかないのだ。


 そんな、竜基の握られた拳を、温かいものが包み込む。


「……アリサ?」

「大丈夫。私は、貴方を信じてる」

「……ありがとう」


 ほほえんだ彼女の表情は、優しく、温かくて。月に反射してとても美しかった。彼女の手が、温もりを感じさせる。


「……ああ、やって見せる。どんなことがあったって、お前を一人になんてするものか」

「えっ……」

「……絶対に、勝とう」

「うん」


 竜基の真剣な眼差しがアリサを捉えて、彼女は一瞬頬を紅潮させた。

 だが、当然竜基はそんなことにも気づかない。


 しかし気持ちは同じだった。共に、勝とう。ただ、それだけだ。












 真夜中 エリザ・ラ・フォリア・アッシア


「ねえ、ルー」

「なんでしょうか?」

「もう、そろそろ準備をさせなさい」

「……何の、でしょう?」

「森の賢者なら、気づいてるはずだわ。私が魔剣使いを抱えていることくらい」

「……ああ、そういうことですか」

「ええ、大事なのは、ルーだけだけれど」

「光栄です」

「うん、じゃあ」

三人共(・・・)で、よろしいので?」

「あ、うん、それで良いわ」







 竜基の予想の範疇を、大きく越えた戦が始まろうとしていた。

藍藤♂は今日も元気です。

突然ですがご報告!!


この度、魔剣戦記~異界の軍師乱世を行く~はオーバーラップ文庫Web小説大賞、銀賞を受賞いたしまして書籍化の運びとなりました!!


これも今まで皆様がお付き合い下さったお陰!

やっと、やっと戦争が始まるようなタイミングですが、ご安心を!!



今までが魔剣戦記の中で一番つまらない部分です!!




これから、エル・アリアノーズとなってからが本番なんです!

僕が「こうなったら面白い!」と思っていた要素はこれからバンバン出せるようにしますので、これからも是非お付き合い下さい!!


今後とも魔剣戦記をよろしくお願いいたします!

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