第57話『猫ミミちゃんは、人を助けていた』
■草原と平穏の国:孤児院
【赤髭男】「うっ…………ここ、は?」
【猫ミミ】「あ、起きた? 水飲む?」
【赤髭男】「んん……、ああ、もらえるだろうか?」
【猫ミミ】「はい、どうぞ」
【赤髭男】「(ごくごく)ぶはっ、げほっげほげほ……」
【猫ミミ】「大丈夫っ? 一気に飲むからだよ(背中をさする」
【赤髭男】「ありがとう、うん、大丈夫だ……ところで、ここは何処でキミは誰だろうか?」
【猫ミミ】「ここは下町の孤児院で、あたしは猫ミミだよ。おじさんは?」
【赤髭男】「ワタシは、あ……赤髭男と言う。そうだ、気を失う前にキミを見た覚えがある……命を救ってもらったようだな。礼を言う」
【猫ミミ】「助けたのは、あたしだけじゃなくて、老院長さんと孤児院の子供達もだよ。みんなで倒れてたあなたを運んだの」
【赤髭男】「いや、それでもキミが人を呼んでくれたのだろう? だから、キミがワタシの命を救ってくれたのは、間違いがない事実だ」
【猫ミミ】「どういたしまして、かな」
【赤髭男】「何か礼をしたいと思うが……今は、何も持ってなくてな」
【猫ミミ】「別に何もいらないよ」
【赤髭男】「しかし……」
【猫ミミ】「赤髭男さんを助けたのは、あたしのワガママだから、赤髭男さんが助かればいいんだよ」
【赤髭男】「それは、ワガママじゃないだろう」
【猫ミミ】「自分が助けたいから助けた、だから、ワガママなんだって。この間、あたしもある人に助けてもらったの。その時にその人に言ってたんだ、カッコ良かった?」
【赤髭男】「その人の真似だって事はバラさなかったら、キミがカッコ良かったかもな」
【猫ミミ】「あ、そっか、そうだね! あはははっ」
【赤髭男】「くっくっく……」
【猫ミミ】「そうだ、お腹は空いてない? 何かもらってこようか?」
【赤髭男】「……いただいてもいいだろうか? 何も礼をできないが」
【猫ミミ】「うん、待ってて!」
【赤髭男】(ワタシは……何をしているんだろうな)
【赤髭男】(いや、むしろ、これから……一体何をすればいいんだろうか?)
キャラクターの紹介ー。赤髭男も、重要なキーパーソンになってくれるかなぁ。
●赤髭男
【種族】:人間族 【年齢】:32歳 【性別】:男性
【一人称】:ワタシ
【設定】:
・ボサボサ髪の無精髭を生やした男。
・道で倒れていた所を、猫ミミに拾われ、孤児院に運ばれた。