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第4話『気付いたら、お弁当派になっていた』

 

 ■草原と平穏の国:王宮(執務室)

 

【男主人】「ん~~(背伸び)。さて皆、そろそろ昼休みにしようか(ごそごそ」

【副官女】「…………(じぃ」

【部下男】「…………(じぃ」

【男主人】「では、いただきます」

【副官女】「…………(じぃ」

【部下男】「…………(じぃ」

【男主人】「お、今日はサンドイッチにオムレツか……って、君たち何か用?」

【副官女】「ええっと、その……」

【部下男】「ズバリ聞きますけど、男主人様」

【男主人】「ん、何?」

【部下男】「いつの間に奥さんもらったんですか?」

【男主人】「はぃ?」

【部下男】「いや、ここ数日、昼に食堂の定食じゃなくて美味そうなお弁当食べてるじゃないですか?」

【男主人】「そうだね」

【部下男】「で、オレらの知らない間に結婚でもしたのかと……ラブラブな新婚ですか? 新妻とイチャイチャですか?」

【副官女】「ら……らぶらぶ…………」

【男主人】「とりあえず、君たちが何を想像しているのか問い詰めたいが。なぜ恋人ができたとか、そういう発想にならない?」

【部下男】「いや、男主人様のことだから、王子様の命令で、いきなり結婚してもおかしくないかなとか」

【男主人】「色々否定できないのって、どうよ……(がっくり」

【部下男】「じゃあ、違うんですか?」

【男主人】「あー、当たらずとも遠からずというか」

【副官女】「ええっ!! 新妻とイチャイチャなのです!?」

【男主人】「それは違うっ!!」

【副官女】「うぅ…………良かった(ポツリ」

【男主人】「妹の指示でね。家に使用人がやってきたんだ」

【部下男】「ああ、なるほど。というか今まであの家に使用人の一人もいない方が変でしたし」

【男主人】「んでもって、毎朝お弁当を持たされていると」

【部下男】「それは、なかなか愛されていますねぇ」

【男主人】「愛されているというか、からかわれているというか……なるほど、そういう意味か、これ」

【部下男】「はぁ?」

【男主人】「いや、弁当を渡される時、“犬が縄張りを主張するのと同じ行為です”と言われたからさ」

 

 

 新規登場したキャラクターの簡単な設定です。

 

●副官女

【種族】:人間族 【年齢】:17歳 【性別】:女性

【一人称】:私

【設定】:

・王国軍第十一師団の高等仕官。主に部隊の書類仕事を担っている。

・どうやら男主人を慕っているらしい?

 

●部下男

【種族】:人間族 【年齢】:23歳 【性別】:男性

【一人称】:オレ

【設定】:

・男主人の弟分的なポジション。男主人との付き合い副官女より長い。

・王国軍第十一師団における唯一の一般兵。

 

 

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