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第41話『副官女は、色々悩んでいた』

 

 ■草原と平穏の国:王宮(執務室)

 

【副官女】「きょ、きょうは部下男が遅いですね。寝坊でしょうか」

【男主人】「あ、今日は病欠で休むっていう連絡を事前に受けてるよ」

【副官女】「男主人様、事前にって、それはズル休みというのでは……」

【男主人】「ほら、昨日突然来たお婆さんがいたでしょ? 僕の師匠で、部下男の実祖母なんだけど」

【副官女】「あ、そうだったのですか」

【男主人】「でまぁ、なかなかの女傑でね。その人との付き合いで、少しね」

【副官女】「事情があるのでしたら、単純に責めるわけにはいきませんね」

【男主人】「だから、部下男はしばらく休むことになったから」

【副官女】「そ、それは、数日間は部屋で二人っきりなのですね……二人っきり、あうう」

【男主人】「そうなっちゃうね、仕事が大変になるかもなんで、ごめんね」

【副官女】「い、いえ、色々とがんばります!!」

【男主人】「色々……? まぁ、やる気があるのは助かるけど、ふぁ(欠伸」

【副官女】「色々とは気にしないでください! ところで、先ほどから眠そうですね!?(汗」

【男主人】「うん、ちょっと昨晩は寝れなくてね」

【副官女】「何かあったのですか?」

【男主人】「いや、ちょっと長ミミ、あ、うちの使用人なんだけど、その長ミミのせいで眠れなくてね」

【副官女】「!!??」

【男主人】「まったく、こっちが降参してるのに許してくれないんだから……」

【副官女】(【長ミミ】「うふ~ん、ご主人様、まだまだ許しませんわ」)

【男主人】「明日も明後日も一年後でも、って言われてもなぁ……まったく参っちゃうよ」

【副官女】(【長ミミ】「今日はここまでにしますけど、明日も明後日も楽しみましょうね」)「ダメです!」

【男主人】「ん?」

【副官女】「男主人様……今晩、お屋敷にお邪魔してもよろしいでしょうかっ!」

【男主人】「い、いいけど、どうしたの?」

【副官女】「私……がんばりますから!!」

【男主人】「???」

 

 

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