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第2話『朝起きたら、長ミミさんがいた』

 

 ■草原と平穏の国:男主人邸

 

【長ミミ】「朝です。起きてください、ご主人様」

【男主人】「んーあー……(ごろん」

【長ミミ】「朝です。起きてください、ご主人様」

【男主人】「…………もうちょっと、寝かせて(ごろん」

【長ミミ】「朝です。起きてください、ご主人様 スリー」

【男主人】「………………」

【長ミミ】「朝です。起きてください、ご主人様 ツー」

【男主人】「……………………」

【長ミミ】「朝です。起きてください、ご主人様 ワ……」

【男主人】「……待ったぁ!! なんで“減数詠唱カウントダウン”が混じってるの!?」

【長ミミ】「ちっ…………ご主人様、これは魔術の詠唱などではなく、ただの『メイド式起床法』です」

【男主人】「舌打ちされたっ!?」

【長ミミ】「朝です。起きてください、ご主人様」

【男主人】「あー、もー、なんかどこからどうツッコんでいいやら……とりあえず起きるよ」

【長ミミ】「お召し物はこちらにご用意しましたので、着替えたら食堂にいらしてください」

【男主人】(けどまぁ……いいなぁ、和むというか……)

【長ミミ】「本日の朝食は、とりえずパンとスープ、サラダを用意しました」

【男主人】(なんていうか、そう、生活に潤いがある……)

【長ミミ】「卵の方は目玉焼きにしようと思いますが、焼き方はいかがなさいますか?」

【男主人】「じゃあ、片面焼きの半熟で(もぞもぞ」

【長ミミ】「かしこまりました……ところでご主人様、一言よろしいでしょうか?」

【男主人】「ん、なに?」

【長ミミ】「妙齢のレディの前で服を脱ぐのはどうかと思います。意外と逞しいのですね」

【男主人】「!?!?(赤面」

【長ミミ】「おや、照れてらっしゃるのですか?」

【男主人】「突然妙なことを言われたから、驚いただけだ!!」

【長ミミ】「では、そういうことにしておきましょう」

【男主人】「ううっ…………」

【長ミミ】「ああ、申し忘れておりました。おはようございます、ご主人様」

【男主人】「……うん、おはよう」

 

 

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