第27話『家に帰ったら、娘がいた』
■草原と平穏の国:男主人邸
【長ミミ】「(ごにょごにょ)」
【猫ミミ】「(ごにょごにょ)」
【男主人】「ただいま~……?」
【長ミミ】「……お帰りなさいませ、ご主人様」
【猫ミミ】「…………(ふるふる」
【男主人】「んっ、どうかしたの?」
【猫ミミ】「……『お父さん! 今日会ってた女の人は誰っ!!』」
【男主人】「え、何っ? 何が起こってるの!?」
【猫ミミ】「『あたしが何も知らない子供だと思ってるの? お父さんフケツよっ! 大っ嫌い!』」
【男主人】「ぐふっ……意味不明だけど、そのセリフは、すっごく精神的に刺さる!!」
【長ミミ】「ふふふ、お仕事で疲れて帰ってきたご主人様へのささやかな気分転換です」
【男主人】「いやもう、気分転換を通り越して、心が痛いよっ! 僕は未婚者なのに!!」
【猫ミミ】「『お父さんが、あの女の人と別れるまで親子の縁を切るから!!』」
【男主人】「まだ続いてた!?」
【猫ミミ】「……ねねっ! 何点くらいだった? あたしのハクシンの演技!」
【男主人】「えー……、そんな満面の笑顔で質問されても……」
【長ミミ】「猫ミミちゃん、どうやら、今日の演技ではご主人様に合格点をもらえなかったようです。満点を目指して、明日も挑戦しましょう」
【猫ミミ】「おー!」
【男主人】「本人を目の前で、奇襲の計画を堂々と……」
【長ミミ】「ご主人様、隠し子バージョンと愛人バージョンのどちらが好みでしょうか?」
【男主人】「そんな二択しかないの!?」
【長ミミ】「明日こそ満点を目指して頑張りますから(キリッ」
【猫ミミ】「あたしも頑張る!(グッ」
【男主人】「ごめんなさい、もう、満点あげるから、普通に家に帰らして」




