第24話『猫ミミちゃんと、寝ていた』
■草原と平穏の国:男主人邸
【長ミミ】「はい、それじゃあ横になって……」
【猫ミミ】「……長ミミさんから、なんだかイイ匂いがする」
【長ミミ】「ハーブの香り袋です。気に入ったなら、今度あげますよ。じゃあ、私に身を任せて」
【猫ミミ】「ううっ(もじもじ」
【長ミミ】「ほら、照れなくていいから」
【猫ミミ】「あ、長ミミさん柔らかい……」
【長ミミ】「ふふふ、猫ミミちゃんだって柔らかいですよ」
【猫ミミ】「うにゃ~」
【長ミミ】「それに綺麗な色、薄いピンク色ですね」
【猫ミミ】「あ、や、やっぱ止めっ……!?」
【長ミミ】「逃がしません。初めてなら、少し怖いかもしれませんけど、大事なことですから私がしっかりやらせてもらいます」
【猫ミミ】「ううっ(びくびく」
【長ミミ】「ほら、大人しくしなさい。大丈夫、優しくしてあげるから」
【猫ミミ】「大丈夫?」
【長ミミ】「任せてください。手先は器用な方ですから、獣人族の方のは初めてですが……少し形が違うだけで大体同じです」
【猫ミミ】「信じる……」
【長ミミ】「では、穴の周りからゆっくりといきます」
【猫ミミ】「んっ、んんっ……」
【長ミミ】「そんなに硬くならないで、体を楽にして……少しずつ中にいれますよ。痛かったら言ってください」
【猫ミミ】「ふっ、ふっ……んぁっ」
【長ミミ】「痛かったですか? 一度抜きますね」
【猫ミミ】「痛くなかったけど、こう、むずむずして……」
【長ミミ】「少しスッキリしました?」
【猫ミミ】「うーん、ちょっと変な感じ。まだ何かが中に入ってるよーな」
【男主人】「とりあえず、君たちの言葉だけを聴いてるとすっごくモヤモヤするんだけど」
【長ミミ】「どうやら、ご主人様も耳掃除が必要なようですね」