第18話『長ミミさんが、腕の中で震えていた』
■草原と平穏の国:男主人邸
SE(落雷):ドーーーン!! ゴロゴロ……
【長ミミ】「(ビクッ)!!」
【男主人】「ん? もしかして、雷が苦手?」
【長ミミ】「い、いえ、そんなことはありません。私はメイドですから……今のはちょっと、急に大きな音がしたので驚いただけです」
【男主人】「別に隠さなくてもいいと思うけど」
SE(雷鳴):ピカッ…………
【長ミミ】「!!(ぐっ」
SE(落雷):ドーーーン!! ゴロゴロ……
【長ミミ】「ほ、ほら、全然、大丈夫です」
【男主人】「いや、あからさまに気張っていたよね? 大きな音が苦手なの?」
【長ミミ】「あ、そういえば地下室の掃除がありました。失礼しま…………」
【男主人】「ドーーーン!!!」
【長ミミ】「○#×▽#!!??!?(へたん」
【男主人】「やっぱ、ダメなんだ?」
【長ミミ】「………………」
【男主人】「最近、君のことがちょっと分かってきたよ。変なところで見得っぱりだよね?」
【長ミミ】「…………ぇ……ぅ……(じわ」
【男主人】「っっ!?」
【長ミミ】「やらぁ……ドーンやなのぉ…………(うぐっ」
【男主人】「え、えええっ、なななっ、なんで!?」
【長ミミ】「ごしゅしんらま……ドーン言った……、ドーン言ったぁ……(えぐえぐ」
【男主人】「ご、ごめん、僕が悪かった。えと、謝るからっ!!」
SE(落雷):ドーーーン!! ゴロゴロ……
【長ミミ】「やー!!!!」
【男主人】「わ、わわわ…………大丈夫、落ち着いて!!(ぎゅっ」
【長ミミ】「…………んんっ(ぎゅぅ」
【男主人】「ね、大丈夫だから……こうすれば聞こえないでしょ?」
【長ミミ】「(ぎゅぅぅ……」
【男主人】(……ううっ、や、柔らかいっ…………)