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34 そして異世界の住人が現れる。

夕方になると~空が夕日に赤く染まり俺達の幸先を『悪く無いよ』と祝福してくれていると感じるのは、いささか少女趣味だろうか・・


宮亀島に戻った俺達6人は、直ぐに総合病院に向かった。


受付付近には、フェリー住民もおり・・「獣人の意識は戻ったの?」と言う【ノリコ】代表の声が聞こえた。


「異世界が存在するのか!病院だけ情報を独占するのは違法だ!」と等と言うメンドクサイ男もいた。


2歳の院長が・・「まだ意識が戻らないので、話は何も聞けないのでしゅ!でしゅが【異世界】は間違いなく海の向こうに存在しておりましゅぞ」と自信満々に言うと、若干騒ぎは落ち着くのだった。


俺は院長に「デスメダル回収から戻ったよ」と告げる。そして【厄介】な事実も報告する・・


「他の島々にも空間術師の集団が着ており、魔法で【物資】【兵器】【デスメダル】を収納して回っていた」と。


ドブロクは「宮亀島にも来ていたよなあ。いったい誰なんだ?」と気にしていたが・・


<パパパパーン> という乾いた機関銃の音が建物に反射したかと思うと・・


<ハイ!注目我々は『時空団』です・・>と言いながら4~5人の男性が病院を<あっ>という間に、制圧してしまった。


時空団を名乗る集団のリーダーと思われる男が「異世界が存在したそうですね。これで我々も安心して行動できますよ【団長】!」と言う。


「団長?さあ~行きましょう石亀島は『計画通り』に時空団が占拠しております!」と言うのだが・・病院の1階は<シーン>となる。


すると男は俺の方に歩いて来て・・「どうしたんです【ガリベン団長】。石亀島に行きましょう!」と言うのだった。


+++それからどうした++++


「ガリベン・・団長って・・」と言うチーさん。


「ガリベン先生・・時空団?物資を横領した・・」


驚く病院の転生者を尻目に、時空団を名乗る男は続けて・・


「横領とはヒドイなあ。住民同士の争いを産まない為に【先手】を打っただけですよ【食糧】【燃料】などの物資は『手付かず』です。安心して我ら時空団におまかせあれ!」


と言うと、10歳の俺の手を引いてサッサと病院を後にするのだった。


リーダーと思われる男は「ガリベン先生。あなたの予言どおりになりました・・流石です。」とニコニコと話し~サブリーダー?の女性も・・


「最初ガリベン先生から『異世界に転生するから空間魔法を取なさい』と言われた時は、冗談かと思ったのですが、まさか本当に転生するとは・・流石としか言いようがありません」と、2人はガリベンの教え子?の様子だったのである。


結局俺は、若者らに手を引かれて~マリーナから1時間位の時間で、石亀島のマリーナに着くのだった。


「これは・・クルーズ船なのか・・」大型の港には2隻の超大型のクルーズ船が停泊いており・・


「心配無用です。無事制圧が完了しており、転生した乗組員は【ホテル】に移っていただいております」と、リーダーが説明するのだった。


全員は高床式の【ボートハウス】に向かい~砂地の1階部分に向かう。


薄暗い1階部分は【柱】【壊れた机】【ドラム缶】などの殺伐とした風景で、およそアジトとは思えない場所なのであった。



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