29 生き残ったX国兵士も踊る
俺は【ボイラー】に小声で・・「確か【終焉のフロア】で作業していたぞ。あそこは特殊だから、顔を合わさなかったのではないか?たしかK国から研修に来たと聞いたなあ・・」とデタラメを言うと・・
「ガリベン先生が言うのであれば、間違いないですね。院長らも何も言わないし・・」と、納得した様子だった。
おそらく、2人は俺が食堂で合ったX国の将校だろう。面白がって「我々も登録しよう!」と言って、X国製スマホを<ポン>と操作していた姿を覚えている。
元敵だったとしても転生したら【仲間】で良いと思うのだが『会議での言い争い』と言い、先ほどの『事件』と言い、人間そんなに割り切れるものでは無いと知った俺なので、慎重に事を勧めようと思ったのだ。
<ギイ~>と言う不気味な音と共に~ヒンヤリした安置所に入る。
俺はボイラーに「何人くらい【ご遺体】が有るのだ?」と聞くと・・
「20体位ですかね?ウチの病院では警察の解剖も行っていますから他所の病院からも死体が運ばれてくるんです。」と答えるが・・
「あれ?1体も無いですね・・」と言いながら<キョロキョロ>と、安置所内を探すボイラーであった。
俺は【排出】と言いながら、ボイラーが確保した【引き出し】に死体を出すと・・
「なんか・・縮んでいないか?」思わず俺はボイラーに話し掛けると・・
「あの夫でしょう?たしかに身長が170センチ位だったはずですが・・」と答える。
俺が大事に保管していた死体は【1メートル程度のゼリー状】の何か?に変わっていたのだった。
++++それからどうした+++++
食堂に行くと、病院の転生者が揃っていたので俺は・・
「転生者同士で銃撃している可能性がある。今後外出する場合は、単独行動を控えて【3人一組】でかつ【武装】した方が良いと思う」と、提案した。
チーさんは「班分け?どうすんのよ」と言うので俺は・・
〇院長 婦長 ボイラー
〇コバヤシ ササキ リネン
〇ドブロク オタク チー
〇ガリベン アン カク
の分け方を提案すると・・外科のコバヤシ先生は「妥当だと思う。院長や私は病院から出ないだろうし・・」と、内向的な意見を言うのだった。
女性医師のササキ先生は・・「患者が気になって、私も出かけたのですが【マリーナ】に行くと、数人の男性が居て【収納】とか言っていたので話しかけたんです。」と言い出す。
「何をしているのかな?と思って倉庫に近づくと『ここは我々が任されているので、すいませんが離れて下さい』と言われ、倉庫の中から【収納】【収納】と言う『何人かの声』が聞こえたのです」と、報告してくれたのだった。
オタクは「空間魔法で物資を収納しているのでゴザろうが・・だれか許可したのでゴザるか?」と言う。
チーさんは「泥棒よ!銃殺刑に処す!」と過激な意見を言う。
院長が「オタク君。異世界モノの本では、泥棒はどんな処罰になるのですかにゃ?」と聞くと・・
オタクは「盗賊は死刑でゴザル。犯罪者は奴隷になり、裁判などは行わないでゴザルよ。」と言うのだった。




