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27 DV被害女性も大きく踊る!

しかし・・次の瞬間・・<バチン!>と、その女の子は夫の顔を【ビンタ】したのであった。


そして・・「あんたの勝手には、もうウンザリ!前世では弱かったけど、今世で私は【戦士】なんだ!身体強化にしたのは『あんたをブチノメシたかったからだよ!ペッ』と言って、グラマーな20代女性が、床に倒れた15歳のイケメン男性に唾を吐いた。


<そうよ!そうよ!稼ぎが悪いクセに亭主関白ぶって!> 


<私も【火魔法】で旦那を焼いてしまおうかしら。ホホホ!>


という不穏な声が会議室にコダマするのだった。


院長が「みなちゃま!落ち着いて。転生後は【自由】ですぞ!夫婦関係や親子関係などにトラブルを抱えている方は【解消】する事を院長として認めます!」と告げた。


支所長も慌てて・・「そ・そうですぞ!転生者は【自由】が補償されます。これを犯すものは【集団】で排除させていただきます!」と宣言するのだった。


結局、本来は『和やかな顔合わせ』だったはずの島民会議が・・私怨渦巻く罵り合いに発展してしまい・・


〇婚姻関係は白紙

〇親子関係は白紙

〇土地の所有は継続

〇持ち家の所有は継続

〇個人財産は補償

〇ホテル等のオーナー不在の不動産・農地は【共有】

〇発電所・マリーナ等も【共有】

〇個人的な借財は白紙


と決定したのだった。

ちなみに「夫を焼いてやる」等と言っていた女性は「やっぱりお父ちゃんと一緒におるわ」と仲直りした。


確認したところ、会議室に集まったのは【地区代表】が多く、島民の転生者は【200名】位で、クルーズフェリーで拿捕されて宮亀島に滞在中に【登録】したことから転生した人が【100名】程度居たことが判明したのだった。


フェリーの【船長】だった男(15歳位)は「私しかフェリーを動かせないので、仕事をしなければならないのであれば【船頭さん】として働きたい。」と申し出るのだった。


【発電所】の職員も「私も同じです。発電所の設備は幸い生きているので、これまでどうり【作業員】として働きたい」と言う申し出であった。


俺が「300名程度だったら、極論『島民全員がフェリーで暮らす』ことも有りなんじゃないか?」等と発言すると・・


「却下!私は船酔いするんです!」と言う女性の声がした。


真面目な発電所の作業員からは「島で分散して暮らすのはエネルギーのロスになります。病院とかホテルとかに【集中】して暮らした方が安全だし、効率的です」と、言う提案があったが・・


「俺は自宅に住む。インフラ整備は国の責任じゃあないか!」と、さっき『ぶちのめされた夫』がNo!を言い出した。


オタクは「異世界転生なのに世知辛いでゴザル。」と子供らしい感想をつぶやくのだった。


支所長は全員に対して「それでは今回の会議は『第1回島民会議』と題して、正式に文書化し配布します。今後はお互いに情報共有しながら仲良く暮らしましょう」と言うと・・


<パチ パチ>という『まばらな拍手』が、先行きの不透明感を言い表していたのだった。


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