20 そして・・新しい風景。
「馬鹿じゃないの!【異世界】なんて有るわけ無いジャン!そんなバカげた話よりも・・【娘】に金を残したかったんだよね!オレ良い父親だろ!」
と、<ヒョウ ヒョウ>としているガリベンであった。
ワシは呆れてガリベンに言う・・「お前なあ・・最後の瞬間までアマノジャクを貫くとは本当に尊敬するよ・・って【ユーザー】も言っているぞ」と。
「え?ユーザーって・・」ガリベンは「ハッ」として画面を見るが・・・<最低!教師ってみんなこんなだ!> <感動を返せ!涙を返せ!><そうだ!涙を返せ!>
<裏の顔の酷さで父親を越えたな> <腹黒王子だ!> <腹黒王子!>
「あちゃ・・親父!ネット切っていなかったのかよ!」と怒るガリベン。
「ワシがパソコンのことなんて分かる訳ないじゃろう!」
最低なドタバタをやっていると・・<<Jアラートです。あと1分でミサイルが到達します>>と非情にも告げる・・
「こんな最後イヤでゴザル~」 「ワシもイヤでゴザル~ガリベンは罰として【ゴブリン】で転生な!」 「何でだよ!娘にカネを残すって言っただけだろう!」
ピカ
ドーーーーーン ドーン ドーン ドンドンドンドン ドドドドド・・・
<・・・・・・・・・>プツン・・・
その日、地図から5つの島が消えた・・神銀の威厳も消えた・・そしてガリベンの信用も・・・ 完(そんな訳ない!)
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<う~ん>俺が重い頭を持ち上げようとするが・・体が言う事を聞かない・・
寝た状態で・・横を向くが・・誰だ?・・こっちも誰?
知らない【子供】【少女】【少年】らが床に倒れていたのだ。
そんな時・・・<パア!>と眩しい光が何か?から差し込んだので・・光の方を見ると・・「ガリベン・・憲明・・お前なのか?」か細く・・高い声が口から出た。
そして息子は・・扉を開けて叫ぶ・・<私が時空神だ!>と・・
すると<パア~>と更に眩しい光に包まれたかと思うと・・
息子の姿も【扉】も消えて無くなっていたのだった。
「あれ?ここは病院の【教会】じゃあないの・・」と言うのは【20歳位のグラマーな美女】だった。
「うう・・ひどい目にあったでゴザル!」と言うのは【20歳位の体格の良い戦士?】だった。
やがて・・続々と <ここは何処でしょうか?> とか <外科の小林先生?小児科の笹木です!>とか・・
20名位の若者が目を覚ましたのだった。
<あ!時空神だ>と、誰かが【病院教会】のイエス様が飾られていた箇所を指さす・・
そこには【30歳位の品の良い男性】の銅像が建っていたのだ。
俺は分かってしまった・・「息子に神様の座を乗っ取られた。」事を。
全員が自己紹介を始めた・・「拙者はオタクです。職業は【戦士】で20歳です。」とか・・
「私は【佐藤 ちひろ】です。20歳の【剣士】です。」とか・・
しかし誰かが【チイさん】を見て言う・・<あなた【サンチ―】って表示されているわよ!>と。
「ええ!そんな・・ガリベンのやつ!何処行った・・」
「ああ・・先生か・・最低だったな!ハハハ」
そして全員の自己紹介が終わると・・俺だけが残ったのである。




