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19 我が子に対して~あっけに取られた風景。

ガリベンは尚も冷静に、画面に向かって語り掛けた・・「皆さん、この島のこれから起こる悲劇を忘れないで下さい・・次は【皆さん】の身の上に起こる事なのですから」と


「他の誰でも無い!日本の裏社会をまとめ上げた【神銀】と呼ばれた男が・・神の祝福を得て異世界を創造したのです!そして死にゆく私たちが【転生】出来るかどうかは、あなた方の【登録】に掛かっているのです。どうか私達を・・今すぐ助けて下さい!」


すると・・ガリベンは突然、オタクの前に向かい合う様に立つと真面目な顔で告げる・・「松浦 駿くん・・君に【卒業証書】を渡す時が来たね」と。


「ガリ・・先生!」あっけに取られるオタクにガリベンは真面目な顔で続けた・・


「卒業証書!松浦駿どの、君は我が【終焉のフロア】と呼ばれる未来の無い世界で・・みんなを笑わせ・・時には励まし・・よく勉学に励みました。大変に素晴らしいことです。ここに病院分校の卒業証書を渡します。病院分校 主任教諭 高山 憲明!」


ガリベンが証書をクルリと回す頃には・・オタクは涙で前が良く見えず、証書を受け取るのに手間取っていたのだった。


「先生・・僕は・・誰かの役に立ったでしょうか?」


「ああ、もちろんだとも!君は・・誰よりも分校を支えたよ!誇っていいんだ」   ワシももらい泣き・・


「オオー【90万と9000】行った・・9900・・9990・・9999・・・ん?」


<・・・・・・・・・・・・・・・> <最後は誰だ・・> <重過ぎ>


「あと1つでゴザル!お願い・・」オタクが焦ってパソコンカメラに向かって手を合わせる・・


「なかなかあと1つが来ない・・駄目なのか?」と俺も観念した・・その時・・


「やっぱ【我が国】の人間って、最後の1つが押せないんだよなあ・・」と言いながらスマホを取り出す【ガリベン】が・・


「ほい!ポチっと」と言いながら操作していると・・<キター!10万登録おめでとう!>とユーザーから教えてもらった。


「本当だ!え?ガリベン・・お前・・あんなに感動させておいて!登録していなかったのか!」ワシは呆れてしまう。


「卒業証書!とか感動させておいて・・ガリベン!登録していなかったなんて・・信じられないでゴザル!」と珍しくオタクと意見が合った瞬間であった。


「まあまあ・・【100万】登録達成したから良いジャン!」と口調が変わるガリベン・・


「実は100万登録行くと俺の口座に【広告収入】が入るんだよね!」と笑う。


ワシは「え?ワシのパソコンだぞ?」と言うと・・「アカウントは俺だから・・知らなかったっけ?言って無かったから。ハハハ」



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