18 人間の善意を、肌で感じた風景。
<来たー!ブラック王子!> <マスコミに出ないと思ったら!こんなところに隠れていたのか!> ザザザ~っとコメントが集中して、画面が見えなくなった。
「おい!急にパソコン画面が砂嵐の様にザザーっと見えなくなったぞ」・・と心配するワシ
「凄い反響でござるよ・・コメントが多すぎて読めないのでゴザル!」と興奮するオタク。
ガリベンは「ゴホン!」と咳払いをして、ハシャいでしまったワシらを睨んだ・・
「ゴホン・・私は10年前に【東の都】で小学校教師をしておりました。女子アナだった妻に、父親が神銀だった事を暴露されたクビになった情けない男です。」
「実は、今ここに居る【時空神】は私の実の父親です。そうです時空神こそ【日本の最後の黒幕】とも【日本最後の都市伝説】とも【黒い太陽】とも呼ばれる、裏社会のドンだったのです!」
<スゲー!拡散決定> <俺登録するわ> またザザ~と砂嵐の様にコメントがパソコン画面を流れて行く・・
ガリベンは、時空神が入院して来て子供達が笑い顔を取り戻した話や・・地獄の修学旅行に真剣に取り組んだ話・・女の子が死ぬ間際に時空神を名乗り安心させた話・・等を話すと・・
「実は、私は『異世界創造を受諾しました』というアナウンスを聞きました。」と告げる。
「何!お前も聞いておったのか?」「拙者も聞いたでござるよ・・看護師さんが言ったのかと思っていたでゴザルが・・ガリベン先生が言うのなら間違い無いでゴザル」と頷くオタク・・
「お前なあ・・ワシだって信用あるんだぞ!」と言うと、ガリベンはパソコンに向かって語り掛ける・・「これからこの島にはミサイルが飛んできます。私達は全員死ぬでしょう。ですが思い出は消えません!子供達と過ごした10年・・私の素晴らしい思い出です」
<いいぞ!先生> <俺感動した!登録だ>と、風向きが良い方に変わり・・登録者も増える・・
「グスン・・す!凄いでゴザル・・60万人・・70万人・・ドンドン登録者が増えて行くでゴザルよ!」
ガリベンはワシに向き合うと・・「親父、こんな息子でゴメンよ・・マスコミに騒がれた位で・・教師を辞めて・・家族を捨ててしまって・・俺は駄目なヤツだ!」とうつむく・・
「いや・・ワシはお前に謝らなければならん!」・・ワシは【真剣な顔】で息子と対峙し・・
口を開く・・「お前が【肉嫌い」だとは知らずに、焼肉を食べに連れて行ってしまった。本当にスマン!」と頭を下げると・・
<謝るのがソコか~!> とか <裏社会のドンだからじゃねえのか!~>とかチャチャが入ったためワシは不機嫌になってしまう・・・




