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15 欲望にまみれた風景。

【X国】が、五亀列島に上陸してから~【二週間】が過ぎようとしていた。


俺は変わらず【食堂】で情報収集していた。


<古い家がドンドン重機で潰されているってよ!>


<【X国】のやつら、ホテルとかモールで飽き足らず一般家庭を片端から【検閲】して回っているとよ>


<貴金属・ブランド外国通貨は【検閲】されるんだとよ>


また、他の島の情報と言えば・・


<【竹亀島】の保護林がブルドーザーで畑に変えられている>とか・・


<松亀島の食品工場原料がカラになった>とか、<天然記念物の【梅亀牛】が食べられた>とか、不穏な情報ばかりだった。


【X国】の兵士は、思ったよりも紳士淑女で、病院で合っても「お早う」とか「こんにちは」とか、わが国の若者よりもずっと礼儀正しかった。


++++++++


そして【半月】が過ぎようとしていた頃・・・<ブーブー>と、俺のガラケーが鳴ったので「はいはい」と出たところ・・


「神銀さま。今我々のアジトに【X国】を名乗る者から電話があり・・


『大事な人を思うのなら、貴金属を送ってあげてね!<ガチャ・・プウ プウ・・>』と言う感じで催促されたのです。当然【金】でも【ダイヤ】でも送るつもりですが、お変わりはありませんか?」と言うのだった。


俺は同じ裏社会に生きる者として・・改めて<すげえなX国>と感心せずにはいられなかった。


病院内に<テレビ受信を許可します>と言うアナウンスが流れると、止まっていた電波が受信できたのだが・・


「現在、五亀列島では【宮亀島】には【カー・フェリー】が2隻。【石亀島】には【クルーズ船】が2隻、拿捕されている模様です。


「乗員や乗客が合わせて【8万人】の見込みですが、上陸から【半月】経っており【食料】が心配されるところです。」


「政府が【緊急援助】を決定しました。我が国民【8万人】の他。【10万人】のX国兵士の分も食糧・医薬品・避難用品などを緊急に輸送します。」


別のコメンテーターが言う・・「私の友人からSNSが届きましてねえ、カードの限度額50万円でしたっけ?が・・切れたので【食料】【貴金属】【ブランド品】を送って欲しいと・・もちろん心配なので3つとも島に送りましたがね。島民の生活は大丈夫なのでしょうか?」と。


テレビが見れるのは【病院】だけである。


今日も【食堂】で情報収集をしていると・・隣の席でカレーを食べている通院患者が言う・・「俺は【松亀島】から透析に通う事を許可されているのだが、兵士からカードで買い物を【許可】されたので食料やら貴金属やらブランド品を買ったよ」と。

5つの島民の他にも、【クルーズ船】や【フェリー】の人間にあっても、島への上陸が許可され・・【限度額いっぱい】買っているらしかった。


単純に・・【12万世帯】がカードで限度額50万をキャッシングしたとすれば・・何と【6百億円!】分の買い物が出来るのだ。


それらの【商品】が、友人・家族らから【五亀列島】にドンドン運ばれてくるのだ・・やがてはX国にいくのだろうが・・


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