12 子供達が命がけで見た風景。
「院長!チイさんをベッドに向かえ入れたのは・・〇〇ちゃんが死んで・・泣いていたから・・いや!肩をトントンしただけで・・やましいことは何ひとつ!」と弁解する俺に対して院長は・・
「何?それ。ところで『修学旅行』についてだけど・・」と言う院長・・
<墓穴を掘った!> キョトンとする俺を<ホホホ>と、20代のボイン看護師が笑う。
院長は突然・・「神銀さん。良い顔になったねえ。」と俺に言う。
俺が「良い顔?ハテ・・痩せて貫禄が無くなったと思うのだが・・」と返すと・・
「それが良いのですよ、お爺さんなんですから。貫禄なんて不要です。」といつにも増してニコニコする【90歳】だった。
俺は「話を戻すが、修学旅行の事は悪かった・・子供達には俺から言って聞かせるよ。」と謝罪すると・・
「何を!修学旅行大いに結構!子供達に必要なのは『生きる意思』なのです。それを貴方が与えたのですよ。昔は【黒い太陽】でしたが、今は【本当の太陽】になったのですね。」と言うのだった。
俺が【教室】に顔を出すと・・
「ワクワク委員さんは、修学旅行で行きたい場所を書きだす事。ピカピカ委員さんは・・」と、俺が付いて行けない話をしていた。
俺に気が付いた子供達は・・「あ!時空神」 「修学旅行には来るのでしょう?」等と声を掛けて来るのだった。
さっきも、院長から「神尾さん。ドブロクさんと共に、修学旅行の引率をお願いしたいのです。」と言われたのだ。
<警察と犯罪者が引率ねえ・・>と思うところは有るが言い出しっぺの責任は取るつもりだ。
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そして本日!世界一晴れたであろう・・【7月初旬】に <終焉のフロア・地獄の修学旅行>は、決行することとなった。
<コッチむいて【オタク】君> <チイさん!カメラ目線で>
島には、興味を持ったマスコミ大勢来て、子供と同行して放映してくれるそうだ。
何か異常が起きたら即対応可能だし、行政も乗り気であり救急対も万全のサポートを約束してくれたのだった。
「初日は遊覧船で【竹亀島】に行きます!」憲明は小学校教諭なので引率は慣れたものだ。
<みなさん~終焉のフロアの子供達が必死に生と向き合っているのです>
「あの元嫁が黙っていれば、息子は教師を続けられたのに・・」と腹立たしく思う反面【敏腕女性アナウンサー 愛染 桂】の存在が無ければ、こうして子供達が旅行に行くなど出来なかった訳だから・・
「大した女であることは間違いないな。」と、俺は過去の裏切りは許す事とした。
初日は【竹亀島】での農業体験である・・<牛さんのオッパイって暖かいね> <お母さんよりデッカイよ!>
そして工場見学・・「ネリモノって、こうして作っているんだ・・」「美味しい!」
ムリをしない様に、各島一泊での計画で翌日以降は・・
2日目【梅亀島】での『水牛馬車』と『造船所見学』
3日目【松亀島】での『海釣り』と『キャンプファイヤー』
4日目【石亀島】での『アウトレットモール見学』『花火大会』
5日目【宮亀島】に戻り『博物館』『林業見学』で終了となった。




