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10 心が歪んだ者が見る風景。

2人が言い争っている内容は・・<○○ちゃんにイタズラしているのではないか?> <いや。やっていない〇〇ちゃんに聞いたらどうだい。>等と、何とも不穏な内容の話だった。


暫くして話が終わり、憲明は不機嫌そうに病室に戻った。


俺は直ぐに息子の【個室】に行くと・・「あの男性看護師がどうしたのだ?」と聞いたのだった。


憲明は・・「アイツは俺が【この病院】に呼んだようなものなんだ。大学の後輩なんだが・・少女に対するワイセツ行為で会社をクビになったので、可哀想に思って紹介したんだが・・」


と、怒る顔がカッコいい・・我が息子ながら(親バカです)


「どうも〇〇ちゃんにイタズラしている感じなんだが、肝心の〇〇ちゃんは何も言ってくれないんだ。」と、悲しい顔をするのもイケメンだ。(親馬鹿)


俺は息子に言う・・「こういう事は【プロ】にまかせて見ないか?」と。


++++++


そしてその後・・<俺が何をしたのですか?証拠が有るのですか?> シラを切る男性看護師だったが、院長から・・


「この写真を見たまえ!」とA4サイズの茶封筒に入った数枚の写真を見せられると・・看護師は<サア~>と血の気が引き・・


「一身上の都合で・・退職いたします。ハイ」と告げ、逃げる様に病院を去ったのだ。


憲明は、スピード解決した事を驚き・・俺に対して「いったい何があったんだ?」と聞くので・・


「彼は黒だ。真っ黒【黒助】さ。〇〇ちゃんが拒否したら『別の女の子にイタズラする』と言って、精神的に追い詰めたのだ。」


と伝えると息子の憲明は・・「結局、俺は何も出来ない男だった・・」とうつむくのだった。


しかし・・良い事ばかりは続かないもので・・


翌日の夜・・俺の個室に【チイさん】が入ってきて・・「〇〇ちゃんが死んじゃった。」と泣きじゃくるのだった。


俺はチイさんを布団に入らせ、腕枕をして肩を<ポン ポン>と叩いてやった。


「院長め!絶対に病室を監視して笑っているなあ・・」と思いながらも・・<孫が出来るって、こういうものなのだろうか>と、8歳のからだの【暖かさ】に少し驚いたのである。


翌日は【お通夜】だった。特に【オタク】を始めとする【男児】は・・


<最後の憩いだった〇〇ちゃんが死んじゃうなんて・・> <何を楽しみに生きて行けば良いのだ!> 


と勉強も手に付かない様子だったので、授業は中止となった。


俺が休憩スペースで【ドブロク】に対して・・「特に男児が喜ぶ事って何?だろうか・・」と相談すると・・


「やっぱり【冒険】なんじゃないか?」と答えるので、俺は軽いノリで・・


「お前達。修学旅行に行かないか!」と提案するのだが、これが大きな波紋を呼んでしまったのだ。



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