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いじめられっ子、世にはばかる 〜英雄に憧れて〜  作者: 十三夜
第1章 ひとりぼっちの少年
2/431

いじめられっ子、才能を授かる

誤字脱字が多すぎて恥ずかしいです。見つけ次第、直していきますので、暖かい目でお許し下さい。

 

            ♢



 この世に生まれた者には、3つの才能が与えられると言われている



 生まれた時点にまず一つ

 これは前世の行いが影響すると言われる



 成長していくにつれて、また一つ、才能が授けられる

 これは、子供時代をどのように過ごすかで決まると言われている



 そして、その者の行いにより、三つめの才能を授かることがある



 三つ目の才能については、いつどんなタイミングで授かるかは決まっていない。もしかすると、授からないかもしれない。いや、訂正しよう。実際には、授からない者の方が多いのだ。


 自分自身がそれまでに積んだ徳や経験、努力の量になどによって授けられる可能性が変わると言われている。


 故に、人々は自分の才能を磨き続け、自分がより良い才能に目覚める為に、様々な努力を惜しまないのだ――



           ♢



 この世界の人々は、生まれた時に初めて授けられた才能によって、その人生は大きく変わっていく。


 工作系の才能があれば職人に。算術などの才能があれば商人に。研究に向いた才能があれば学者になるものもいるだろう。



 そんな様々な才能がある中、魔物が存在する危険なこの世界では、魔物と戦うことに向いている才能がとても重宝されている。


 例えば、物語に出てくる英雄と呼ばれる者達。

 この者達は、総じて戦いに向いた特異な才能を授かっていた。そしてそれらの英雄は、他よりも頭一つ抜きん出た能力を持ち、剣聖や大賢者などと呼ばれ、大いに活躍し、物語の主役になったのだ。


 そういった天賦の際に恵まれた才能持をもつ英雄……彼らは天才と呼ばれる存在だった。



 僕は、物語に出てくるような、そんな才能溢れる英雄たちの話が大好きだった。

 僕もそんな英雄になりたい。いつか冒険者になって、みんなに僕のことを認めさせてやりたいと、漠然と思っていた。


 13歳。 冒険者としての登録ができるようになる為の条件だ。


 13歳になったら、冒険者になり、さっさと窮屈な孤児院を出て、自分ひとりで生活していきたい。

 その為には、コネも学歴も出自も関係なく、自分自身の力で稼ぐことができ、そして、のし上がっていくとができる冒険者という仕事は、僕に一筋の希望を持たせてくれた。



 僕は、絶対に冒険者になってやる――



           ♢



 そんな冒険者を目指す僕が、生まれた時に授かった第一の才能は



――『アンチ』



 全く意味も能力もわからない才能だった。


 わかっているのは、石をぶつけられても傷もつかないこの身体。何かしら、授かった才能が影響してるのは間違いないのだろう。


 でも、金もコネもない、孤児院に住む子供には、これ以上、自分の才能の能力について、調べる方法はなかった。



 だから、使い道も、使い方も、ましてや今の僕がどんな状態になっているのかも、全くわからないままずっと、孤児院での生活を続けていたんだ……。

 

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拙い文章ですが、読んでいただいている皆さんに感謝です。楽しんでいただければ幸いです。
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