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廃后オフィーリアの復讐  作者: 寝パン
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お茶会(2)

今日は晴天で、風もない。

まさに絶好のお茶会日和だ。

今日のお茶会の目的はバロンドール公夫人アリスと仲良くなることだ。

彼女は現皇帝のロイヤル・ミストレス……つまり寵姫、あるいは公妾。

皇后の薨去したこの国で今最も発言力のあるレディ。

本来の時間軸では皇帝が薨去するまでずっとその寵愛を欲しいままにし、特にその治世の終わりには政を牛耳っていた。

薨去した後は隠棲し新皇帝ガゼルに政敵でないことをアピールした賢い女性。

彼女を自陣営に引入れること、それは今後の私にとって何よりも必要な事だ。

「みなさま、今日はわたくし主催のお茶会へいらしてくださってありがとう。改めまして、皇太子妃オフィーリア・ド・トリアノンですわ」

「妃殿下、わたくしどもを招いて下さりありがとうございます。この場の者を代表し、わたくしバロンドール公爵夫人アリスがご挨拶申し上げます」

完璧なカーテシー。彼女は皇后の存命の間から皇帝の寵姫だったけれど、皇后と仲が良かったのはここにある。ルールに厳格な皇后に一切隙のないアリスはさぞ好意的に映ったことだろう。

「ありがとう、バロンドール公爵夫人。ではみなさま、どうぞ座って、お茶会を始めましょう」

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