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16 あまあま


 目を開けると……



 テーブルの上には、デカいケーキ。


 その上には、ここにいるみんなが、飴細工人形で全員集合。



 …………すげぇ。



「ご感想は?」


 なんだか上手く言葉が出てこないよ、マユリ。


 って、もう、なんなんだよ、もしかして朝から様子がおかしかったのはこのためかよ。


 お菓子だけに、な。



「自慢じゃないが不器用なのだ」

「だから評価は甘くしてもらえるとありがたい」


 もちろん、あまあま、だよ、リリシア。


 ケーキだけに、な。



「お人形さんの作り方は、マクラさんに教わりました」


 ありがとうユイ、ありがとうマクラちゃん。


 早く食べたいよ。


 っていうか、ユイの見ている前でユイ人形をぺろぺろしたい。



「好きな人形から食べちゃっていいのよ」

「いちばん好きな人から、ね」


 えーと、ハルミスタさん。


 そういうのでプレッシャーかけるの、やめてもらえませんか。


 悩みすぎて、歳の若い順にしちゃうかもよ。



「もう、らぶらぶすぎちゃって、食べる前からあまあまですよぅ」


 あまあま上等だぜ、ニエル。


 ってもしかして、サプライズでカラシ入り人形とかって、混ざって無いよな。



「切り分けるのがもったいないほどの出来栄えです」


 そうですね、メリルさん。


 ずっとこのまま飾っておきたいくらいですよね。



 でも、モノによっては、ずっと永遠が必ずしもベストじゃないわけで。


 刹那的な楽しみを味わっちゃうのだって、もちろん、アリですよね。


 というわけで、



「いただきます」×7



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