表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(瀬戸編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
76/100

11月26日 電話

 昨日に続いての電話。嫌がられるかなと思ったけど、ここで電話しなかったら、また距離が空いてしまう。それが少し怖くて電話することにした。


 春風「今日は、どうした?」

 私 「別に何もないよ」

 春風「ふーん」


 何かを書きたそうだった。


 私 「何もなかったら、電話したらいけないの?」

 春風「そんなことないよ」

 私 「でしょ?」


 思わず笑ってしまった。自分でも何をしているのかはよくわからなかった。


 春風「なに笑ってんだよ」

 私 「笑ってないよ」 

 春風「絶対、笑ってただろ?」


 もう時刻は、11時。こんな時間に電話をかけて申し訳ない気持ちになっていた。


 私 「今、何してたの?」

 春風「何もしてないよ」

 私 「何もしてないってことはないでしょ」

 春風「いや、何もしてないよ」


 この春風の発言をどう受け取ったらいいかわからない。


 私 「お風呂は?」

 春風「野球終わってからすぐ入ったよ」

 私 「今日も野球?」

 春風「ああ」


 相変わらず、野球してるんだなぁ。


 私 「どう野球の方は?」 

 春風「まぁ、ぼちぼちかな」

 私 「ピッチャーの方は?」

 春風「来年からブルペンに入る予定だよ」


 来年ってことは、後1ヶ月くらいかぁ。


 私 「もう調子は悪くないの?」

 春風「そうだな。12月からはキャッチボールも本格的に始めるしな」

 私 「すごいね。凄い進歩だよ」

 春風「そうだといいんだけどな」


 彼が見据えるモノは、もっと先にあるんだろうな。


 私 「学校の方は?」

 春風「まぁ、それなりにだよ。ていうか、明日花ばっかり質問すんなよ」

 私 「、、、、、、、、、、、」 


 思わず何も言えなくなってしまっていた。


 春風「なんだよ?」

 私 「何もないよ」


 まさか、昨日の今日で明日花と呼ばれるとは思っていなかった。


 春風「絶対なんかあるだろ?」

 私 「何もないよ。それよりも、何聞きたいの?」

 春風「じゃあ、今日は何してたの?」

 私 「今日は、家にいたよ」


 春風は、思わず答えられないでいた。


 私 「答えられないなら、私が質問するよ」

 春風「そんなことねぇし」


 もうすぐ12月。野球で言えば完全にオフだ。自主練習が主体になる頃だからあまり無理はできないだろうな。春風と電話をしながら、そんなことを考えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ