10月10日 損
優衣「ちょっとは、体力戻ってきた?」
私 「うーん。まぁまぁかな」
今日は、優衣が私の家に来ていた。もう、18時を過ぎていたが、まだ、帰る気配は全くなかった。
優衣「今は、リハビリ中なの?」
私 「うん」
リハビリといっても、私がしているのは何となくリハビリじゃない気がしていた。
優衣「そっかぁ。じゃあ、大変だ」
大変なのか?それとも、、、、。
私 「優衣は、今日、学校どうだったの?」
優衣「今日?普通だよ」
優衣は、いつも学校の話をしたがらない。上手くいっていないのはわかるが、なんで上手くいっていなのか?それが気になっていた。
私 「じゃあ、具体的に教えてよ」
質問に、優衣はビックリしているみたいだった。
優衣「あー。今日は、7時間授業だったから、長かったよ」
私 「あー。たしかに、私も集中は続かないかも」
7時間授業っていうことは、大体16時半くらいかぁ。優衣も帰ってくるの遅かったし。
優衣「でしょ?今日は、英語、国語、数学、化学、生物、日本史、世界史だったから、ほぼ5教科だよ」
中学の時は、頑張れてたけど今だったら絶対無理だと思う。体力的にとかではなく、体力があってもできない気がしていた。
私 「優衣って、どのくらいの学力なの?」
優衣「私はねー。この前のテストだったら、230人中108位とかかな」
リュックから、テストの成績を見せてくれた。
私 「学校は、何が一番楽しいの?」
優衣「うーん。何だろうな。みんなは、友だちと話してる時とかじゃないかな?」
みんなは、、、。ということは、優衣は違うのだろう。優衣が思い描いているものが学校にないのではなく、優衣が手放してしまっている気もしたのだった。
私 「優衣は、違うの?」
優衣「私は違うよー。友だちも少ないし、彼氏もいないしね」
この言葉は、もう何回も聞いた。
私 「えー。作ったらいいのに」
優衣「そんな簡単に作れたら苦労しないよ」
優衣の好きな人は、たしか野球部の橋本涼太という子だったはず。でも、その子は、真波と付き合ってるかなんかだった気がする。それがわかってから、優衣はふてくされるようになったのだ。別にその子にこだわらなくても、優衣は、ブサイクじゃないから、他の人とも付き合えるのに。いつも、優衣と話しているとそんな気持ちになっていた。




