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死神(序章)

作者: 弥生

今現在、今頃ではありますが電撃文庫から出版されているキノの旅にはまっています。自分の生まれる前に、こんな素晴らしい作品が誕生していると思うと感慨深くなります。そんな中で書いている作品。非常にシンプルな作品名ですが、内容通りなので他に変えようがないのです(笑)まだ、小説自体書き始めたばかりで文の用法の誤りなどもあると思います。気付いた点はなんでもコメントください。アドバイスなどがあれが光栄です。

死――それは生きとし生けるものすべてが最後に迎えるもの。

この世界は当然生きているものしか存在しない。よって、死を経験した者もいない。

生き抜くことが今を生きるすべての生き物の目的と言ってもいいだろう。最初から死ぬために生まれてきたものはいない。

だが、遅かれ早かれすべての生き物はいずれ死を迎える。それはどんな生き物であれ平等に一度だけだ。

 そんなこの世界で生きているものの最後を見届ける、死神というものが存在した。

 死神は死を迎えることになった人の前にだけ現れ、三日後に死が訪れることを伝える。死を宣告されたものは必ず三日後に何らかの原因で死を迎える。

 死にかたは人それぞれで、死神自身どう死ぬのかは知らない。ただ、三日後に死ぬということしかわからないのだ。

死神を目にすることができるのは、三日後に死を迎えるその当人だけ。 

 死を宣告された当人たちの受け取り方も実に様々で、三日間ずっと死の宣告を受け入れられずまた信じないまま死を迎えたもの。途中までは信じていなかったが、いざ最後の日になったときにやはりやりたいことをやろうと決め思い残すことなく死を迎えたもの。やりたいことが多すぎてやり切れることができず、死を迎えてしまったもの。

 本当に様々なケースがある。 

 こうして今も私たちが普通に生活している日々に、死神に死を宣告されているものはいるのだ。


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