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いつのまにか女子扱いになっていったボクの中学時代  作者: 栄啓あい
第一章 中学一年生 一・二学期
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第五話 音楽の授業ー実践

 

 音楽の先生の提案から、一週間が過ぎた。


 初めてのソプラノ・・・楽しみだ。


 音楽室に入ると、同じクラスの生徒たちでがやがやしていた。


 「はーい、みんな座ってー」


 そう言われるとみんなさっさと座った。


 しかし、私の席がわからない。


 すると、先生が言ってくれた。


 「藤本くんはあっちの一番端にイスをを出して座って」

 「わかりました。」


 そう言ってそっちに座った。


 そうすると、クラスのみんなから一斉にいろんな言葉が飛び交った。


 「亜貴、お前あっち行ったのか?」

 「ま、いろいろ頑張れよ」


 「藤本くんもこっちに来たの!」

 「楽しみだなぁ」

 「ま、いろいろよろしくね」


 そういって私はソプラノの中に溶け込んでいった。


 

 合唱が始まる。


 私は、テノールにいても、ソプラノの音もとっていたので、すぐに歌えた。


 ああ。楽しい。楽しい。この感覚。もっと早くこっちに移動すればよかった。


 歌っているのがこんなに気持ちいいことがあっただろうか。


 声が響いているように感じる。


 最高。幸せ。


 ずっと歌っていたい。


 ありがとう!


 そうした感動のもと、合唱練習が終わった。


 「あきちゃんがいると楽しいな」

 「そうだね、あたしもやる気が出てくるよ」

 「え、そ、そうかな」

 「うん。とっても楽しかった」

 「そう?ありがとう」

 「これから合唱よろしくね」

 「うん!」


 そして私は、合唱に関してはソプラノで行くことになった。


 とりあえず合唱祭まで頑張ろう!


 楽しみ!

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