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モヒカンを消毒する

声の主である男二人がやって来た。

なんと言うか、その、どう見ても野盗もといヒャッハー野郎にしか見えない。

モヒカンだし、口ピアスしてるし。


いや、人は見掛けではないから普通にいい人かもしれないよな。

「おい!いたか!?」

「うるせぇよ!静かにしろよ!ちげぇーのがきちまうだろうが。」

あなたも十分うるさいです。

まぁ、最初に聞こえてきた話の内容からして茂みにいる狐を狙ってるな。富裕層に人気があるみたいだし。

おっと、鑑定忘れてたわ。


*************

個体名:ザック

種族:人族

性別:男

職業:盗賊

Lv:19

冒険者ランク:D


装備

・麻痺毒ナイフ

・猛毒ナイフ

・レザーアーマー

・布のズボン

・レザーブーツ

・毒耐性のペンダント


HP:57/68

MP:20/20

攻撃力:71

防御力:50

魔攻:14

魔防:25

敏捷性:57


固有スキル

なし


スキル

〔毒耐性〕〔苦痛耐性〕

〔麻痺耐性〕〔嘘吐き〕

〔鍵開け〕 〔罠解除〕

〔剣術〕 〔投擲術〕


職業スキル

〔鍵開け〕 〔隠密〕

〔スピードアップ〕

称号

人殺し

元傭兵

ヒューマンキラー

トラップマスター

ゴブリンキラー

*************



*************

個体名:マージス

種族:人族

性別:男

職業:剣士

Lv:24

冒険者ランク:D


装備

・鉄の長剣

・鉄の投擲剣

・ニードルアーマー

・鉄の腰当て

・鉄の腕当て

・布のズボン

・レザーブーツ


HP:86/86

MP:26/26

攻撃力:93

防御力:103

魔攻:14

魔防:28

敏捷性:52


固有スキル

なし


スキル

〔麻痺耐性〕〔苦痛耐性〕

〔料理人〕 〔剣術〕〔投擲術〕


職業スキル

〔パワーアップ〕

〔スピードアップ〕

〔剛力〕


称号

人殺し

元傭兵

ヒューマンキラー

ビーストキラー

ゴブリンキラー

*************


毒耐性:

毒に対する耐性スキル。


苦痛耐性:

肉体的、精神的に受ける苦痛に対する耐性スキル。


麻痺耐性:

麻痺に対する耐性スキル。


投擲術:

物を弾丸の様に放てる技術。


嘘吐き:

嘘を真実の様な錯覚を相手に与えるスキル。


鍵開け:

あらゆる鍵開けの成功率を大幅に上げるスキル。

また、錠前の仕組みも見抜くことができる。


罠解除:

あらゆる罠の仕掛けを解除できるスキル。


料理人:

料理を上手く作ることができるスキル。

食べる、嗅ぐ、見ることで材料を把握できる。


隠密:

隠密行動の成功率アップと隠密行動中の一撃目ファーストアタック成功時に与えるダメージアップするスキル。


スピードアップ:

一時的に敏捷性を上昇させるスキル。


パワーアップ:

一時的に攻撃力を上昇させるスキル。


剛力:

筋力を上昇させるスキル


称号:人殺し

罪悪感も無く人を殺した者に贈られる称号。


称号:元傭兵

傭兵を辞めた者に贈られる称号。


称号:ヒューマンキラー

人を50人殺した者に贈られる称号

人相手に与えるダメージ増加、受けるダメージ減少。


称号:ビーストキラー

獣系の魔物を1人で60匹倒した者に贈られる称号。

獣系に与えるダメージ増加、受けるダメージ減少。


称号:トラップマスター

トラップを仕掛けたさいにトラップの威力と効果を上げるスキル。


あぁ、これはダメな奴ですわ。

もうスキルの一つ一つが相手を落とし入れることしか考えてない。

てか、あの刺々しい鎧、あんなデザインなのに全く効果ないのかよ。


「お!見つけたぜ!こんな所に隠れてやがった。」

「麻痺はしっかりと効いてるな。おい、綺麗殺れよ。毛皮は高く売れるからな。」

よし、汚物は消毒しないとな、あとで困る。

俺が草むらから飛び出すと男達が振り向く。


「!!」

「なんだ、スライムかよ。驚かせやがって。」

「つーかなんだありゃ?スライムの癖に生意気にも高そうな帽子を装備してやがる。」

「おい!てめぇなに人間様の真似して帽子なんて被ってんだ?ああ!?いますぐよこせよ!雑魚モンスターが!」


ぴーぴーうるさいな。世紀末ヘアがどう帽子を被るんだよ。

「キュウ・・・・キュウ・・・・。」

どうやら子狐の麻痺は少し解けてきたらしい。

「おい、その魔物の麻痺が切れ欠けてるぞ!スライムの方は俺が仕留めるからそっち殺れ。」

「ああ。」


おい!そこのナイフモヒカン、狐っ子に手ェだすなや!

木の上から例の如くスライムの雨を降らす。

「な、なんだ!?スライムか!?」

モヒカンがギリギリの処を避ける。

チッ外したか。


「くそ!木の上に居やがった。」

「なんでスライムが降ってくんだよ!普通地面を這いずり回るだけの生き物だろ!」

心外である。 現に降ってきただろ。間抜けかてめぇらは?


しょうがない、向こうが来ないとスライムレイン(今命名)が使えない。

だから、こっちから行ってやる。


「おいおいおい!なんの冗談だよ、なんであんなにスライムが居るんだ!?聞いてねーぞ!!」

「百、二百はくだらないぞ!」


ただのスライムじゃないさ。一匹一匹が俺の言うこと忠実に執行する、言わば規律のとれた軍隊と呼べる。


500を越えるスライムだ少なくともお前ら二人には負けん。

さぁ、みんな、食事の時間だ!!


「く、くるな!うわああぁぁあ!!!」

「な、スライムが跳んだ!?」

男達はスライムに呑み込まれる。

「くそ!放せくそが!」

男達の抵抗が思った以上に激しく、窒息させれない。

ならスライムらしくいこうか。

ジュウッ!ジュ~ッ!「な、なんの音だ!?」

「がっ!?い、いてーよ!な、なんだ?・・・!!お、俺が溶かされてる!?」

「や、やめっうがあぁあ!!」


スライムの攻撃の味はどうだ?散々馬鹿にした相手の攻撃はよ。

分裂体の攻撃のダメージは低くい、だが、低くいからこそ痛みが永続きする。

苦痛耐性があっても辛そうだ。耐性はあくまで耐性だ。


しばらくして、男達から悲鳴が消えた。

命の灯火が消えたからだ。

『グリーンピースのLvが10に上がりました。』

段々と人間から魔物っぽくなってきたな。

男達を倒してから落ち着きを取り戻した俺はそう思った。

誤字、脱字等ありましたらご連絡ください。

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