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十人十色〜いろんな日常〜(黒髪天使編)

作者: ブルームーン

放課後。部活動生の声、ブラス部の楽器の音、ちょっと熱気を帯びた風が廊下を通る。

今日も図書館へ行く。

また会えるかなと思いながら…


はじまりは春の頃だったかなぁ 君を見つけたのは。

いつものように図書館へ行くと、私は決めてある一番はしっこの窓側の席に座る。そこから見る景色がとても好きだから。田舎でも都会でもないけれど、どこか懐かしいこの景色。そして鳥の鳴き声。

その『音』を聞きながら本を読む。


だが、今回は違った。もう先客がいた。

少年だった。同じ学年だろうか?同じ赤色のネクタイをつけている。その時は純粋に悔しかった。それと同時に仲間がいたという親近感が湧いた。

ちなみにその後、私は反対側の席に座って読んだ。


その次の日も私の特等席を取られてしまった。あの少年はいつ来ているのだろう?今度こそはと思いながら読む。

ーーーしかし気になる。胸あたりまでの髪が本の邪魔をする。ならば行けばいいじゃないか!電光石火のごとくアイデアを思いついた。


そしてまた次の日、いつもの放課後。

ーー私は目の前の変わらない、いつもと変わらない日常に新たな色が加わったーー

少年は私と目があった途端に顔が赤くなった。ちなみに私は他の人と比べてモテる。今月だけで結構告白された。もちろん断ったけれど。

外見だけでなく内面を見て欲しい。そう思うのはわがままだろうか

その少年は普通とはいえ、多少はモテるだろうなぁと思われる(私分析)。

「大丈夫?」

そう声をかけるとやっと我に返った。

「う、うん」

照れくさそうにするその姿に私は脈が波打つのを聞いた。

その後、なんともいえない雰囲気になって私はまた新たな特等席であろうところに座って本を読んだ。図らずも今回の本は恋愛小説だった。

ーキーンコーンカーンコーン♪ー

部活動終了時間のチャイムがなる。帰るため、カバンを手に取る。

「ありがとうございましたー‼︎」

あ、今終わったんだな、そう思って窓の外を見る。 少年も(私の)特等席で見ていた。そのことに気付いた人は誰もいなかった。

帰る道中、ふと思った。髪がサラサラと風になびく。

ー不思議な少年だなぁー

たった一言話しただけで私は顔がゆるんでいた。

END…かな?

読んでいただきありがとうございます‼︎

今回の話は、第1話(?)の女の子視点から書いたものです。別にこれだけで読んでもいい感じにはなってます‼︎(多分)

ちょっとこのお話の設定を書きます。

高校→田舎でもない都会でもないところ

主人公 ヒロインの学年→高校2年

制服→ブレザー

ネクタイの色→緑は1年,赤は2年,青紫は3年

ぐらいでしょうか?

長々と書いてすみません。ではでは!

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