駅前で配られていたチラシをもらってハタと気付いた。(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「駅前で配られていたチラシをもらってハタと気付いた。」です。
田守優子は独特な親友。
帰りに駅のホームで優子と出くわした。
私は降りるところ、優子は乗るところだ。
何故か優子は涙ぐんでいたので、心配になってどうしたのか尋ねると、
「駅前で配られていたチラシをもらってハタと気付いた事があるの」
はあ? また突拍子もない事を聞かされる気がする。
「私さ、いつもタイミングが悪くて受け取れなかったの。初めて受け取れて嬉しい!」
それで涙ぐめるあんたが羨ましいよ。
ということでした。