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第九話:『ルリ』
匿名Aはアナセントラル教会の地下室から久しぶりの自宅へと帰った。
匿名Hは気づいたら消えていて、Aは流石陰キャパイセンと感服した。
家の前に着く。
匿名Aの家には誰もいない。
なぜなら、両親が共に他界しており身内という身内は父方の祖父のみだ。
その祖父すら身元引受人とお金を出してくれているのみで干渉することは滅多にない。
だから、匿名Aの家には誰もいない。
その筈だった。
なぜか本来いないはずのロリが一人、匿名Aの自宅にちょこんと座っていた。
思わず玄関の前で立ち尽くすA。
自分の家か確認し、ロリを誘拐したか思い出す。
(いや、ロリ誘拐した記憶はない)
Aが突っ立ったままでいると部屋のロリがAに気づいた。
「あ、おかえり!A!」
そういって、小さい体で会釈した。
それと同時に端末に連絡がきた。
見ると、今井からで
「ごめーん!いうの忘れてたけど今日からダークナイツで管理してるロリ一人家に入れといたから!世話よろしくね!」
と書かれていた。
「なるほど、俺が無意識に誘拐したロリじゃなくてよかったー」
「君名前なんていうの?」
部屋にやっと入りつつ尋ねた。
「名前はルリ!」
「へー、ルリね。いい名前だ」
その後もAはルリと飯を食べたり、TVを見たりし交流を深めた。




