第五話:『匿名H』
部屋の前で匿名Kから忠告を受ける。
「匿名Hはロリ制圧班の総班長で第二騎士団のトップだ。」
「お前の直属の上司でもあるから失礼なこと言うなよ」
匿名Aは頷いて部屋のドアを開けた。
部屋へと入ると中には一人の中学生ほどの背丈の男性が立っていた。
「あいつが匿名H?あの髪が瞼まで伸びてる陰キャみたいなのが?」
「たぶんあの猫背でクソ陰キャみたいなのがそうだ」
小声で匿名AとKは話した。
すると突然匿名Hが、
「お前…も…ロリコン…なん…だろ…?」
「え、なんて?」
匿名Hの声が小さく、ボソボソと喋るせいで上手く聞き取れなかった。
(てか、こいつ陰キャすぎだろ…)
思わず匿名AとKが思う。
「ロリコンだ…」
「え、ロリコン?」
「お前も…ロリコン…なのか聞いて…いる」
匿名Hが声を少し上げ再度言う。
匿名Aの答えはもちろんYESだ。
「なら…答えはもう…出ている」
「何もわからないんですけど…」
匿名Aが混乱していると後ろに気づいたら人が一人立っていた。
「えっ、いつの間にていうか誰!?」
「あ、俺?俺はロリ制圧班第一部隊班長の今井健。よろしく!」
軽い自己紹介をすると、匿名Hを指差し
「ごめんねー?こいつクソ陰キャだからさ、話クソ下手なのよ!」
と言った。
匿名Hは反論できずに俺の方が偉いのに、とぼそっと言った。
「で、本題なんだけど匿名A君は神と契約した覚えがないらしいね?」
匿名Aは頷く。
今井は暫し考え、言った。
「じゃあ、やっぱり班長の言う通りロリコンだからとしか考えられないね」
匿名Aが混乱していると
「君はロリの神に気に入られて代償をなしに契約を結ばされたのだろう。」
と今井が答えてくれた。
つまりは
「俺がロリコンだから気に入られてロリの神が力をくれたということなんすか?」
今井は頷いた。
「どういうことだよ…」
匿名Kだけが未だに意味が分からず混乱していた。
ダークナイツの人間は神と契約することで能力を扱うことが可能となる。
大抵、代償を払い契約を結ぶ。
匿名Aは例外でロリの神から契約を結ばれている。
神は様々な種類がおり、すべての神の親のトゥインクル神から泥の神、再生の神、切断の神などが生まれている。
ちなみにダークナイツでは能力は第三級の極秘事項のため地位の低いものには知らされていない。




