二十七話:『ダークナイツ再び』
Aはニコライにダークナイツへと戻る旨を伝えた。
ニコライは少し笑って、「思ったよりお早い帰宅だね」と言っていた。
久しぶりにダークナイツから支給された端末を開く。
通知が何件も溜まっており、匿名KやHに矢部、匿名Sからもきていた。
もちろん同じロリ制圧班の仲間の今井からも。
一通りのメッセージに目を通して、Aは腰に矢部からもらった剣を携えながらダークナイツ本部のアナセントラル教会へ向かった。
そこにはダークナイツのトップにして創設者の匿名Sが立っていた。
「やあ、君は戻ってきてくれると思っていたよ。Mr.A?」
匿名Sが笑みを浮かべて話す。
「あんたがくれたノートパソコンのおかげでな」
「それはよかった。流石に一般人にダークナイツのデータをずっと持たれるのは危険だからね」
そこでSは少し間を置いて尋ねた。
「犯人の目星はついているんだろう?私の権限で会わせてあげるよ」
「本当か?でもまだ決定的な証拠も動機も見つかってないんだ」
「何を言っているんだ、そんなのは一回ボコしてから確認すればいい。疑わしきは罰せよがうちのポリシーだよ」
「とんでもないポリシーだな……」
Aは呆れながらも笑って
「それじゃあ訓練所に今井健を呼び出してくれ。あとそこには誰も来させないでくれ」
「彼かい?わかったけど1人で大丈夫かい?」
「邪魔されたくないので、俺のケジメとしても」
「そういうことなら仕方ないね」
そしてAは礼をして立ち去った。




