第十三話:『ドロドロ』
「はぁ、ミハエルの言う通り別方向行ったけど不安だなぁ。普通、新人置いて別の所いくかよ…」
そうAがぼやいていると、
「おらっ、しねっ!」
「しね!くそロリコン!」
集団Pの構成員がAに攻撃を仕掛ける。
それを後ろ蹴りで一人倒して、腰の銃でもう一人を撃った。
「なんで俺がロリコンってわかんだよ、おかしいだろ」
すでに倒れた敵に向けて喋っていると、急に背筋に寒気がはしった。
「………?なんだ、この、なんか、気持ち悪い、ぞくっとする、めちゃ変な気持ち悪い感じ」
Aが変に思っていると後ろから集団Pの構成員に襲われた。
「うわっ、後ろ!?後ろに隠れてたってことか!」
目の前の敵は無表情でただAのことを攻撃している。
その動きは素早く、Aは防戦一方だった。
「くっそ!だから単独は嫌なのにっ!【幼女的串刺】」
Aが幼力本願で槍を出現させ、目の前の敵を狙う。
見事に槍は敵の右脇腹を貫いた。
「よしっ!これでええええぇぇ!?」
槍に貫かれたのにも関わらず敵は痛みを感じていないかのように攻撃を続けた。
「まじかよ……もしかしてこいつ分身かなんかか?」
Aはある作戦を思いつき、能力を練る。
【幼力本願・幼女的大楯】!!
敵の前に大楯が現れて視界を塞ぐ。
敵は気にせず大楯を蹴り飛ばした。
しかし、大楯を蹴り飛ばした先にはAはいなかった。
「【幼女的浮遊】」
Aは盾を出したと同時に上へ飛び奇襲を仕掛けた。
能力で作った剣を使い敵に攻撃をする。
しかし、敵は攻撃をされても構わず反撃を行おうとした。
大振りな攻撃で隙だらけになったAに敵は反撃しようとした。
しかし、
「もう、お前に地に立つ足はないよ」
「………っ!」
すでに最初の攻撃で足を切られていたことに気づかず敵は反撃しようとしてしまった。
そのため敵はAの前でうつ伏せに倒れてしまった。
「痛みがないってことは危機の管理ができない、だから自分の足がないことにも気づかないってことだよ」
最後に容赦ないAの攻撃で敵は倒れた。
「はぁ、疲れた。……ん?こいつ泥になって消えた?やっぱこいつ本体じゃなくて分身か」
敵が泥となって消えるのをみてAは考えた。
「泥か。ミハエルが使ってた能力も地面を泥にしてたな。………まさかね」
Aは最悪の考えをしながら前へ進んだ。




