執筆中は静寂を除く
自分としては、執筆する時はある程度、雑音があった方が良いと思っている。つまり、静寂の中で執筆するのは、あまり得意ではない。
たとえば、部屋の中で一人、キーボードを叩く。その音だけが響くのは、それはそれで楽しいものではあるが、意外と書けてないことの方が多いのだ。
そこでまず、騒がしくならない程度のBGMを流してみる。オルゴール曲、波の音、単調なBGM、色々なパターンはあるとしても、静寂よりは進みが良い。
音楽にノるというわけじゃないのに、である。
でも、それ以上に自分は、カフェなどの人目がある場所で執筆する方が向いていた。混んでいる店だと迷惑になってしまうので、混んでいない店や時間を探しつつ、お腹が空いたらスイーツを追加注文をする__なんて贅沢をかましながら、である。
手元のワープロは、ぱっと開けばすぐ起動するので、すっと執筆に入ることが出来る。
滞在時間は(迷惑になりすぎないように)長くなりすぎないようにはするが、それでも自分は、人目があって適度に騒がしい場所でこそ、集中しやすいタイプのようであった。
静寂を取り除くことで、自分は執筆ができる。でも、集中している最中は、周りの雑音が心地よくなり、一種の静寂のようにも思えるのだから、不思議な話だ。




