表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
くろの雑記箱  作者: くろ
5/15

1を書いて10を伝える

これは、創作の話。といっても、創作論を語れるほどの身ではないので、自分が苦手としていることを、タイトルにしている。なんなら、現実でのリアルな会話でも、めちゃくちゃに苦手だ。



自分は、全年齢向けでないところで創作活動をしている。現在、初めての連載を150万字くらいまで書き進めているが、一向に完結までは至らない。プロット、予定表なるものは作っていても、話数の予定は完全にオーバーしてしまっている。


無論、書きたいものを書く、という部分で、後悔などあるはずも無い。自分は間違いなく「目の前にあるものを全部描写する」ことを強く意識しており、それがきっと、この文字数に繋がっているのだ。


つまり、「10を書いて10を伝える」タイプ。そう自負もしているし、そういう作品を書きたいという気持ちは強い。


でも同時に、自分のやり方が絶対的に正しいなんてのは、思えるはずが無かった。むしろ、上手い作者ならばきっと、簡潔に、スパッとした文言だけでも、伝えたいことを伝えていそうなのだ。


そういうところで、綺麗かつ大胆に進む作品に、凄いなと思うことは多い。勝手に「1を書いて10を伝える」ような作品なんて思っているが、個性として、そして読みやすさとして参考にしたいし、自分も勉強しなきゃなと感じる。



でも、現実問題として、自分の書きたいものを全部、齟齬なく読者に伝えたいと思うのは変わらない。だから、今の自分にできるのは、全部描写をして伝えるという形になる。


なんだかんだ、今の自分の文体は好きだし、崩すつもりはない。でも、「10を書いて10を伝える」が、「8を書いて10を伝える」くらいにできたら、自分的には丁度いいかもしれないなんて、思ったりもするのだ。


……とはいえ、こんなことを書いたところで、「10を書けているのか」というのもまた、主観になってしまう。

本当に、創作というのは難しいし、自らの心中で堂々巡りが続くことは変わらなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ