意味もわからず好きだった歌
というのは、中学時代に聞いたHysteric Blueの『カクテル』という楽曲の話。
元々、アニメ『スパイラル~推理の絆』のエンディングテーマとして聞いた曲で、内容としては、大人の悲恋、失恋、流れてく日常、そういったものが歌われています。
この曲が、意味も分からず好きだったという記憶があり、そして今は、ある程度歌詞を理解できるようになったうえで、なお好きなのです。
自分は男性であるから、全てを感じ取れているとは思えない。それでも、響くワードはいくつかあります。
「恋だって夢だってたくさんあるのに
今日だってあと一押しが出来てれば
仮定のような言い訳が無駄に増えた」
「一日をこんなに長く感じるのに
一年がこんなに早く過ぎてしまう
一年をこんなに早く感じるのに
一生をどんなにうまく生きれるでしょう」
時間はいくらでもあるような気はしても、結局は有限。でもそれを忘れて、あるいは見て見ぬふりをして、怠惰でいることが多くなってしまいます。
そういう自己批判をしているのに、100%頑張れはしないジレンマ。
なんというか、頑張れる体力が無いのだとは思うのですよ。
だからこそ、「もうちょっと頑張れば自分は行けたんだけどなー」とか思ったり、時間の遣い方が下手で気づいたら歳をとっているような気もします。
そういうところでネガティブになるのは、例えば、小説がたくさん書ければ良いけど、SNSにいる強い物書きの方々を見ていると、自分が怠惰だと感じたりするからです。
何も書けなかった日なんて、「もっと書けるはずなのにな」と思います。
歌詞の話からちょっとズレてしまいましたが、この歌って「理想と現実のギャップ」なのでしょうし、それが、自分にとっては恋では無く、執筆、あるいは人生そのものなんだろうなという話です。
歌は、意味もわからず好きであったり、もしくは、本来の歌詞の意図とは違うところで、また別に好きになったりする、そんな自分です。