はじめに
エッセイを書く、というのはとても、勇気のいることである。
というのも、自分の思う感情を表すというのは、心の奥底にある淀みを吐き出し、形作るという行為なのだ。
ポジティブなこと、ネガティブなこと、色々と考えた結果、淀みとなり、渦を巻く。
普段は創作者の端くれであるものの、一応ながら、一般社会に存在する人間。だから、作品とは全く関係ない思考だって、当然に存在する。
作品の陰に隠れておく、というだけでいれるほど、自分を割り切ることは難しい。それはもしかすると、創作者としては良くないことなのかもしれない。
しかしながら、Twitterで散らすだけでなく、些末なことを勢いのままに書き上げ、長文として叩きつけるのもまた、悪くないのだと思う。
などと、気取った言い方をしてみたところで、複雑な思想があるはずもない。だから、角張ったことは考えずに、ふわっとした感情、ふとした日常、発露すべき心の土壌といったものを、文章にしていたいのだ。
つまり、日常で思い、現実ではどうにも抱えきれないものを、キーボードに叩きつけていくのである。
(要するに、チラシの裏への書き散らしです)
(よろしこ)