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2 初めまして


3月中旬


俺は、東雲家の一人娘 東雲 宇鷹に会う事となった。


一体、どんな人物なのだろうか

出来れば、俺の好きな子みたいに可愛いくて、優しい人物だといいのだが、不安だ。


「いたぞ、浩介。あれが、東雲財閥の社長 東雲 一さんとその隣が、東雲 宇鷹さんだ」

「お~よく来てくれたねー君が、初瀬、浩介君だねー。いや~写真で見るよりイケメンで、私が惚れちゃいそうだよ。良かったら俺と付き合わない?」

「いいえ、大丈夫です」

「そうだよねーいや、ごめんごめん」


なんと外観から個性強めな、社長のお出ましだ。

スーツで登場すると思いきや、「働き改革!」と書かれた

有名な財閥の社長だから、もっと威厳があるのかと思ったが・・・・・・


「おっと、紹介が遅れたねーこちらが我が娘、宇鷹ちゃんだ」


「初めまして、東雲 宇鷹と申します」


この人よく見ると、知っています。

初対面だと思いきや、この人、同じ学校では有名人だ!


東雲 宇鷹


男女問わず、魅了する容姿。2年生でありながら次期、生徒会長候補にあげられているほどの学才。

勿論、運動能力も高いと言う噂だ。俺にとっては、一生縁もない人物だと思っていたが、まさか、そんな人物と俺はこれから付き合うと言うのか……


「よろしくお願いしますね。初瀬君」

「は、はいこちらこそよろしくお願いします!」


互いに握手を交わした俺達。

これは夢なのだろうか?

あの、東雲先輩と話している時点で、現実だと疑いたくなる。

てか!東雲さんの手が柔らかいのだけど!


「では、2人ともこれから、私の車で、二人の愛の住み家へ向かおう」


と東雲の親父さんが言うが、なにそれ?


そんな事何も聞いてないんですけど!


「ごめん、浩介。お前に言うのをすっかり忘れていた」


親父!!!!!


俺達は、その愛の住み家に向かった。


「さぁ、2人とも、ここが二人のあいの住み家だ!」


見た感じ、普通の一軒家だ。

俺達は家の中に入ったが、

中も普通の一軒家ていう感じだ。

この空間で、東雲先輩と暮らすのか・・・・・


「お帰りなさい 初瀬君」

「はい初瀬君、ごはんですよ」

「このテレビ面白いですね初瀬君」

「初瀬君、お風呂沸いたので」

「今日は一緒に寝ましょうね」

「起きてください初瀬君」


なんて、妄想するだけで、幸せかも・・・・・・

いやいや!


「大丈夫かい?初瀬君」

「は、はい!」


「初瀬君に宇鷹。これが合鍵だ」

「初瀬君、これから、宇鷹を頼んだよ」

「私からも、私のことお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」


こうして俺と東雲先輩の生活が始まった。


もう、この空間には俺と東雲先輩だけだ。


「初瀬君、良かったここ座ってください。とても座り心地が良いですよ」


と東雲先輩の隣に案内されているのだが!

これは、行くしかないよな・・・・・


「し、失礼します」


俺は今、東雲先輩の隣に座っている!

ヤバい!心臓の音がうるさい!


俺達は仲良くニュース番組を見るが、全く内容が入ってこない!



「初瀬君、良かったら寝ます?」


と東雲先輩が案内するところは、東雲先輩の太もも。

俺は、こんな所で寝ていいのだろうか?!


「私達、一応カップルじゃないですか。だから特別サービスですよ」


ではお言葉に甘えて!

俺は、今天国にいるような気分だ。

もしかして、俺は死んだのだろうか?


「どうですか居心地は?」


俺の頭を撫でてくれている東雲先輩に一言!

マジで最高です!

まさに今、俺は天国にいるかのように居心地がとてもいい。


「起きてください。起きてください初瀬君」


その声に俺は、目を覚ました。


「すみません!」

「いいえ、全然大丈夫でしたよ」


なんだか、気まずい空気に……


「そろそろお時間です。さて、元の家に戻りましょうか?」


えっ、どういうことです?


「私は、もっと、初瀬君と居たいです。ですが、私達が付き合っているなんて噂が立てば、初瀬君に迷惑が掛かりますし、私も困ります。ですので、私達の関係は、休日、祝日、後長い休みの日のみ。学校では赤の他人と言う振る舞いをさせてもらいます。だからと言って、他の女性とイチャイチャしないでくださいね。じゃないと私、嫉妬しちゃいますので」


「きゃあ!言っちゃった!」なんて言って舞い上がっている東雲先輩。

東雲先輩と言うと、クールで近寄りがたい存在だが、

滅茶苦茶!乙女じゃないですか!

それに滅茶苦茶可愛いじゃないですか!


と東雲先輩の意外な一面を知れ所で、俺達は元の家に帰えり、

次の日は、普通に学校に登校するのであった。


読んでくれてありがとうございます!

次回もよろしくお願いします!

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