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リンダ・りんだ・LINDA!~ 私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!?アフターストーリー ~  作者: さいとう みさき
第二章フジヤマゲイシャスシテンプラハラキリデース!
14/50

2-3(日)ここが聖地デース

やってきました金髪碧眼の巨乳美少女!

短期留学だけどどうする由紀恵!?

どうなる友也!?

へんてこ外国人が織りなす短期留学物語です。


 昨日は散々な目にあった。


 私も確かに調子に乗っていた。

 しかしまさかみんなの目の前で下着を披露してしまうとは!!



 「あ”あああぁっ! 思い出しただけで恥ずかしくて死にそうよ!!」



 「大丈夫だよ由紀恵ちゃん! あそこのみんなは紳士だから写真には撮られていないよ~。ちゃんと知り合いのカメラマンさんが確認取ったからセーフだよ~」


 紫乃は頭を抱えているあたしにぐっとこぶしを胸の前で握って力説しているけどそうじゃ無い!



 「それより由紀恵、ここが聖地デース!!」




 東京の秋葉原。


 今あたしたちは電車に揺られ小一時間くらいでこの街に来てる。



 「俺、秋葉原初めてなんだよなぁ。ちょっと楽しみ」


 「私も勿論楽しみデース! あ、でも友也は妹の為に妹のエッチなゲーム買ってはダメデース。人生相談は乗らなくていいデース、由紀恵は私の嫁デース!」



 またリンダが訳の分からない事言っている。



 「でも由紀恵ちゃんは可愛いいよぉ~。素直に友ちゃんにデレまくってるし!」


 「OH-! そうでした! では『愛さえあれば』デース!!」



 いや、何それ?

 やたらとテンションが高いリンダと紫乃。

 そして今回も何故かこいつらもいる。



 「へぇ、ほんとにメイドさんがいっぱいいるね?」


 「あ、新しいゲーム機の販売在りますね!」


 「‥‥‥あっちはダメ。十八歳以上になってから」


 「ととととと、友也! 俺さっきメイドさんにお呼ばれしちゃった! どうしよう!?」


 

 しっかりと高橋静恵も矢島紗江も泉かなめも下僕その一も来ている。


 うん、もう考えるのはよそう。


 昨日の地元イベント終了の帰り道でリンダが聖地に行きたいとか言い出した時点でこうなる事は分かり切っていた。

 まあ確かに一度は来てみたかったけど、噂通りに凄い所だ。



 「今の時間だと歩行者天国になっているから大通りは面白いよ~。多分コスプレの人もいるだろうし路上ライブもやってるよ~、あ、あと台湾かき氷のマンゴーは外せないよ!!」



 どうやら紫乃はここに詳しいらしい。


 テレビなんかでは「オタクの街」とか言われているらしいけど見る限りそうでも無いような気がする。

 普通の人ばかりだし、路上ライブも‥‥‥



 何あれ?

 着ぐるみ着て踊っている!?



 やっぱりすごい所だった。


 

 「それでリンダこんな所へ何しに来たのよ?」


 「それは薄い本を買う‥‥‥ではありまセーン。いろいろなグッズやフィギアの購入とガチャガチャ言うのやってみたいデース!!」



 まあ目的がはっきりしているのならそれでいいんだけど‥‥‥



 あたしたちは日曜のお昼前に既に人ごみが多くなっているこの街に繰り出すのだった。  




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