表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望の果ての理想郷  作者: 秌雨
42/48

第42話、和の城へ

3000PVアクセス、1500ユニークアクセス突破、ありがとうこざいます!

これからもゆる〜く投稿していきます!

蓬莱の国のお侍さんに連れてこられた私は、最上階の部屋の少し段差のある畳に座らせられました。リィルちゃんは城のに入った時にどこかへ連れていかれてしまいました。

目の前には数人のお侍さんがいました。すると1番前のご家老さんが言いました。


「姫、こんな時に抜け出してはなりませぬ!今は廃墟街の妖怪を如何にするかという大事な時なのですぞ!」

「あの……私は姫じゃないです……」

「まだそんなことを仰るつもりか!」

「本当なんです!本物のお姫様だったらこの耳は付いていないはずです!」

「そんな言い逃れは通用しませぬぞ!一緒にいた妖怪に頼んで妖術で生やして貰ったことぐらい、すぐに分かる」

「そんなことして貰ってないです、この耳は本物です!信じてください!」

「さらに口調まで変えるとは……誤魔化してないでさっさと元の姫の口調に戻るのです!ふざけている場合ではないのですぞ!」


何を言ってもこの調子です。私は困り果ててしまいました。おつねちゃん達の家から街に出た時、ツインテールの髪を下ろして来てしまったので、それで姫と勘違いされてしまったのでしょう。

キリがないので話をすり替えることにしました。


「あの……廃墟街の妖怪がって、どういうことですか?」

「おお!やっと真剣になってくれましたか!」


まだ勘違いされていますが私はそのまま続けることにしました。


「この城の人達は廃墟街の妖怪をどうするつもりなんですか?」

「廃墟街の妖怪を滅ぼすつもりです、あれがいる限り蓬莱の国の人間は安全に暮らすことはできないという判断です、後は姫が指示を出してさえくれれば、我々も動くことができます」

「そ、そんなのだめです!仲良くしましょうよ!両方手を取り合えばきっと……」

「妖怪が我々にまともに対話をするとお思いですか!?甘いですぞ姫!奴らは人間を殺す事しか脳がない生き物です、根絶やしにしなければならないのですぞ!」

「そ、そんな……妖怪だって優しい妖怪はいっぱいいるよ、そんなこと言わないで!」

「はぁ……今日もこんな調子か……今日はここまでだ、皆解散」


ご家老さんがそう言うと他のお侍さん達は立ち上がって部屋から出ていきました。


「姫、少し頭を冷やした方がよろしいですぞ、明日の姫の答え方次第では我々が勝手に動くと言うことを忘れないでいただきたい」


そう捨て台詞を吐いてご家老さんも出ていきました。

大変です、このままでは廃墟街の妖怪が皆襲われてしまいます。でもふと気が付きました。ご家老さんの様子を見た限り、本物のお姫様も妖怪と人間が仲良くなることを望んでいるようなのです。何とかしてこの城の人たちを止めないと……!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ちょっと!ここから出しなさいよ!私何もしてないじゃない!」


私はリィル、実ちゃんと共に街へ出かけたところに突然変な男達に連れられて、牢屋敷の中の牢屋に閉じ込められている。

牢屋の外には蓬莱の国に入った時に私達を捕まえようとした男だった。


「早く正直に言った方が罪は軽くなるぜ?」

「だ〜か〜ら!あの子は姫じゃないって言ってるでしょ!?しかも妖術なんてかけてないわ!元々あの子は妖怪なの、嘘なんてついてないわ!」

「往生際が悪ぃな、素直に認めりゃあ鞭打ち程度で済ましてやるって言ってんだぞ?」

「ふざけないでよ!なんで何もしてないのに鞭打ちなんてされなきゃ行けないのよ!じゃあ、私があの子に妖術をかけた証拠でもある訳?」

「お前の懐から猫の手が付いた変な棒が出てきたぜ?それでかけたんだろ?化け術の類だろうな」

「私はそんな魔法使えないわ!それに変な棒じゃなくて、マジカルキャットステッキよ、返しなさいよ!」

「はぁ……明日また来る、それで認めなかったら覚悟するんだな」


そう言って男は立ち去ろうとする。


「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!こんな所に後何時間も閉じ込めておくつもり!?まだお昼過ぎよ!出しなさいよ!」


私の言葉に聞く耳を持たずそのまま出ていってしまった。

私はその場に座り込む、どうしよう、ステッキも取られてるから魔法も使えない、テレフォブレスレットもどこかに落としてしまった。

私は一日中こんな所で過ごさなければ行けないのだろうか?あの男には強気な態度だったが、本当は怖くて仕方なかった。ポロポロと涙が出てくる、初めて自分が愚かだと感じた。実ちゃんの言うことを聞いてればよかった、我慢して待っているべきだったんだと……。


「鞭打ちなんでやだよぉ……助けてよ木乃葉ぁ……」


ふと声を漏らした。思えば私は木乃葉に守られてばっかりだった。ずっと木乃葉と一緒だった。

でも今木乃葉はいない、私が勝手に行動してしまった結果がこれなのだ。自分ならまだしも実ちゃんにまで迷惑がかかってしまった。

申し訳ない気持ちと、後悔と、恐怖で頭がいっぱいになった。すると突然……。


【お困りのようだね〜♪】


牢獄の中で声が響き渡る、聞き覚えのある声だ。


「この声……もしかして!」

【気付いてくれたね?でも怖がってるのは今のうちか、幽霊化の呪い!】


私の身体がふわふわと浮く。そして、私の目の前に地上霊のゆうゆうが現れた。


「やあ、リィル、朝ぶりだね〜♪」

「ゆうゆう、どうしてここが?」

「街を散歩してたら君が連行されて行くのが見えてね〜、姿を隠して着いて行ったら君がここにいたってわけさ、で、どうして捕まってたの〜?不法侵入バレた?」

「ううん、実は……」


私は今までの事を説明する。ゆうゆうはうんうんと頷きながら聞いている。


「なるほどなるほど〜、実が姫に間違えられて、君が妖術をかけて誘拐しようとしたと勘違いされたわけだ、めんどくさいことになったね〜」

「お願い!実ちゃんを助けるために、力を貸して!」

「仕方ないな〜、それじゃあ僕に着いてきて、あとこれ、君のでしょ?手首に付けてたものは落ちてて、この棒は盗んできたよ」


ゆうゆうはステッキ、そしてテレフォブレスレットを渡してくれた。そして、ゆうゆうの後に続き、牢屋敷を脱出した。

牢屋敷の外でゆうゆうは再び口を開く。


「よし、まずは商店街に戻ろう」

「なんで?早く城に行って実ちゃんを助けましょうよ!」

「慌てないの、作戦会議をしようよ、何事も作戦は必要だろ?」

「わかったわよ」


ゆうゆうの提案に乗ることにした。私達は街のお団子屋さんの前まで戻ってきた。


「さて、この辺でいいか、呪い解除!」


呪いが解除され、足が元に戻り地面に着く。


「それで、作戦はどうするの?」

「んー、そうだね〜、とりあえずその手首のやつでお仲間に連絡したらどうかな?」

「わかった!テレフォ!ニーナ様!」


私はニーナ様に通信を掛けた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私達を空飛ぶ列車は蓬莱城を目指していました。早くみぃちゃん達を助け出したい私は和ちゃんに質問しました。


「蓬莱城までどれくらいかかるの?」

「そんなに遠くはありませんよ、空を飛んでますからね、10分もあれば着きますよ」

「ありがとう」

「しかし、問題は助ける時じゃないですか?この列車はステルス機能が付いていますので城には近づけますが、ドアを開けた瞬間に解除されてしまうのです、城の人達にバレてしまいますよ?それに、街の人達がこの電車を見て騒ぎを起こしてしまいます」

「やっぱり城に直接って訳には行かないよね……」

「一度私の家に停めます、少し遠くなりますが廃墟街よりは近いですよ」

「じゃあそこでお願い!」

「分かりました!次は私の家、私の家です、お出口は左側です♪」


和ちゃんはそう言った後笛を吹き、列車の進行方向を変えました。この列車は自動操縦で、笛の音1つで自由に操れるらしいです。現実世界でもそんなハイテクな技術見たことありません。

和ちゃんは一礼して言いました。


「本日は、理想郷無線路列車、『願星』にご乗車頂き、ありがとうございます、当列車が止まる際は非常に揺れますのでお近くの席にお座り下さい♪」

「和ちゃんは現実世界から来た人なの?」

「はい、現実世界では電車の車掌をしておりました、しかし私は怪我をしてしまいまして、それが原因で失業してしまったのです」

「そしたら手紙が?」

「はい、天生石はこの願星に変わったんです、こっちに来たら怪我も治ってました、しかも幼くなってたんですよ、まさかこんな夢みたいな世界が本当にあるとは思いませんでした」


私も現実世界から来たことを和ちゃんに話しました。利奈ちゃんを探す旅に出ていることも。


「なるほど、それで手がかりを探すためにこの蓬莱の国に来たのですね?うんうん、友達思いでいい人です♪わかりました、私もできる限りの事は協力しますよ、しかし今は、蓬莱城にいるお友達を助けなければですね!」

「うん!ありがとう、和ちゃん!」


そんな話をしていると、突然ニーナちゃんのテレフォブレスレットに反応がありました。


「にゃっ!?リィルにゃ〜からにゃ!」

「本当!?出てみて!」


ニーナちゃんは通信を繋げます。


『繋がった!ニーナ様!リィルだよ!』

「リィルにゃ〜!無事かにゃ?」

『うん!私は大丈夫、でも実ちゃんが蓬莱城に連れてかれちゃった!私のせいなの、私が勝手に家を飛び出して街を見ようなんて言ったから……ごめんなさい……』

「後でお説教にゃ、とにかく無事でよかったにゃ、今どこにいるんだにゃ?」

『商店街のお団子屋さんの前だよ』

「わかったにゃ、和にゃ〜、君の家から商店街はどれくらいあるんだにゃ?」


「商店街ならすぐ近くですよ」


「リィルにゃ〜、何があってもそこから動いちゃだめにゃ、にゃ〜たちが迎えに行くにゃ!」

『わかった!待ってる!』


ニーナちゃんは通信を切りました。


「リィルにゃ〜は何とか無事みたいだにゃ」

「良かったです、ニーナ様、リィルは私が後で注意をしておきます」

「木乃葉にゃ〜が言ってくれる方が助かるにゃ」


「じゃあ、まずはリィルちゃんと合流しなきゃね、和ちゃん、そのまま和ちゃんの家までお願い!」


「わかりました!もうすぐですので、少しお待ちください」


私達は席に座って和ちゃんの家に着くのを待ちました。

しばらくすると列車は止まり、ゆっくりと降下していき、列車庫の中へ収納されました。そして屋根が閉じました。


「さぁ着きましたよ!」

「な、なんじゃこの技術は!?こんなからくり技術、城でも見たことないぞ!」


蓬莱城のお姫様、木野花姫は、和ちゃんの列車と列車庫の仕組みに興奮しています。


「私のお気に入りの列車庫です!」

「すごい、すごいぞ!後で城の者にも紹介しようかのぉ♪」


「そんなこと言ってる場合じゃないだろ、今は城にいる猫妖怪の方が優先だ」


「なんじゃ、狐はつまらんのぉ」


「なんだと!」


おつねちゃんと木野花姫は喧嘩を始めました。しかし、化け狸の妖狸さんがすぐに止めました。


「喧嘩をしてる場合でもない、もうそろそろ仲良くせんか、さて、鈴、お前さんの友達を探しに行こう」

「うん!でも、木野花姫と私達が街で堂々と歩いてたら色々危ない気がする……」


「いいや、それを逆に利用するのじゃ、我と狐と狸が街の真ん中で人の注目を集めて、妖怪は危険ではないことを証明するのじゃ、そして、いつまでも妖怪を敵とみなしている馬鹿な爺や達に気づかせてやるのじゃ!その隙に、猫達は友達と合流し、城へ向かうのじゃ」


「でも、姫が商店街にいるという噂が城にまで届いたら城にいるみぃちゃんが危ないですよ!偽物だって知った途端に殺されちゃうかもしれないじゃないですか?」


「その点においては心配いらぬぞ、妖怪と人間は互いに殺めてはならぬという決まりがあるのじゃ、そうじゃ!これを渡しておこう!」


木野花姫は裾の中から櫛を取り出して渡してくれました。赤と黒の模様が入った綺麗な櫛です。


「それは我のお気に入りの櫛じゃ、それを持って城の者に我に渡されたと言えば信じる、話は聞いてもらえるはずじゃ」

「わかった!それじゃあ、行こう!」


私達は商店街に向かいました。



商店街の前、


「よし、さっきの言った通り我達は商店街の人間の注目を集める、狐と狸よ、着いてくるのじゃ、お主らは我の後ろにいるだけで良い」


「ふむ、よかろう」「変な事言うなよ?」

「の、野乃も行く!」


「野乃、お前は私の後ろに隠れてろ」


「うん!」



「猫達よ、商店街の人間が騒ぎ始めたら中に入るんじゃ、幸運を祈るぞ」

「はい!ありがとうございます!」


そう言って木野花姫達は、先に商店街に入っていきました。


「しかし意外だ、人間である蓬莱城の姫が妖怪と仲良くなりたいだなんて」


「姫があんなにいい人なのに、なんで昔戦争なんて……」

「確かに、姫の感じを見てると戦争があったなんて嘘みたいだにゃ」


「誰かが争いを起こさせるために人間と妖怪を誑かしているのかもしれない」



「木乃葉ちゃんは、蓬莱の国出身だったよね?何か心当たりはない?」


「いや、戦争のきっかけが権力争いだということしか知らない、調査の必要がありそう」


「そういえば姉貴達、蓬莱の国の情報を掴んできたっすよ!」


セフトちゃんは蓬莱の国の概要を教えてくれました。蓬莱の国は4つの街に分かれていること、それぞれの街のことについて教えてくれました。

説明を聞いているうちに商店街が騒がしくなり始めました。街の人が木野花姫に注目している証拠です、私達は商店街の中に入りました。


商店街の中心まで進んで見ると、わらわらと人が集まっています。その真ん中には木箱に乗った木野花姫達が演説をしていました。


「よくぞ集まってくれた!我は蓬莱の国の姫、木野花じゃ! 早速だが、ここにいる妖怪は廃墟街で道に迷った我を、 商店街まで送ってくれたのじゃ、妖怪は危険ではない!話し合えば手を取り合える仲じゃ!」


商店街の人達はザワザワとし始めました。みんな驚いているのです。ずっと危険だと言われ続けた妖怪が、姫と一緒にいるのですから。

見入っていると、木乃葉ちゃんは肩を叩いていいました。


「鈴殿、早くリィルと合流、姫が時間稼ぎをしてる間に行くぞ」

「あ、うん!」


私達は商店街の中心を大回りして通り過ぎました。そして、少し歩くと、お団子屋さんが見え、その前に着物姿のリィルちゃんが立っていました。私は手を振りながらリィルちゃんに近づきます。


「リィルちゃ〜ん!」

「あ!みんなー!」


リィルちゃんは走ってきて私に飛びついてきました。私が受け止めると大声で泣き始めました。


「うわぁぁぁん!ごめんなさ〜い!」


「よしよし、無事でよかった」


「リィル、勝手な行動をすると痛い目を見ると何回も言っただろ、なんで勝手に家を飛び出した?」

「うぅぅ……だっでぇ゛、街を見だがっだんだもん゛!」

「その結果こんなことになったんだぞ、もう少し考えてから行動して、リィルは注意が足らなすぎる」


「まぁまぁ、再会できたんだしその辺で許してあげようよ、リィルちゃんだって寂しい思いをしたんだから」

「そうだにゃ、今は説教よりみぃにゃ〜を助ける方が先にゃ〜」



【再会できて良かったね〜】


「だ、誰にゃ!?」


私達の目の前にすぅーっと、地上霊のゆうゆうちゃんが現れました。


「やあ、鈴、午前ぶりだね」

「ゆうゆうちゃん!どうしてここに?」

「君のお仲間が牢屋敷に閉じ込められてたから助けたのさ」

「そうなんだ、ありがとう!」


「おまえ、何者にゃ?」


ニーナちゃんはゆうゆうちゃんを怪しんで構えます。


「お、君が鈴達のお仲間だね〜?どうも〜、親切な人で〜す♪」

「もしかして、鈴にゃ〜達を街の中に案内した奴かにゃ?」

「そうそう♪ちゃ〜んと安全に中に入れたでしょ?」

「な〜にが安全にゃ!危うく捕まりそうになってたにゃ!」

「それは君の勘違いだよ〜、別に僕は中に入るまでは安全と言ったまでさ、その後のことなんて考えてないよ〜」

「ぐぬぬ……こいつめ!」

「そんなことより城に向かわなくていいのかい?」


「そうだね、城に行こう!」


私達はみぃちゃんを助け出すため、城へと向かいます。

商店街を抜けて数分歩いた後、城が近づいてきました。いよいよです。私はふぅっと息を吐きました。すると、木乃葉ちゃんが心配そうに声をかけてくれました。


「鈴殿、大丈夫か?」

「うん、ちょっと緊張してきちゃった」


「みんなで力を合わせれば大丈夫っすよ!」


「うん、みんなありがとう!」


みんなのおかげで少しだけ安心することが出来ました。

そして、城の門の前まで辿り着きました。門番が2人居ます。

2人の門番は私達に気づき、持っていた薙刀を構えながら声をかけてきました。


「何者だ!」

「貴様達、妖怪だな?城を攻めに来たのか!?」


「ま、待ってください!私達は用があって城に来たんです!話を聞いてください!」


門番の2人は武器を収めてくれました。


「なんだ?」

「聞くだけ聞いてやる」


「この城に、私のお友達がいるってお姫様から聞いたんです」


「何を言っているんだ?姫は城の中にいるんだぞ?」

「妖怪の友達など、この城にはいない、さっさと帰れ」


「その城にいる姫様は本物じゃないんです、私のお友達でなんです、姫は商店街にいます、ほら、これ!」


私はポケットから木野花姫の櫛を取り出して、門番の2人に見せました。


「これは……姫の櫛ではないか!」

「姫はいつも自慢げに見せてくる、間違いない、おい、これをどこで手に入れた?」


「姫から直接貰ったんです、これを見せれば本物だって分かってくれるだろうって」


「どうする?こいつの言っていることは本当だぞ?」

「大変じゃないか!じゃあ連れてきた者は本当に姫じゃなかったのか!」

「とりあえず詳しく話を聞こう、着いてこい」


門番の2人に連れられ、私達は城の中へと入りました。


どうも、暑かった〜なんて言ってたらもう寒くなってきましたね、時の流れは非常に早いですね〜

さて、3000PVアクセス、本当にありがとうこざいます!正直ここまで見てくださる人がいるとは思いませんでした。文章力のない物語ですが、これからも頑張って投稿していきますので、楽しんでくれたら幸いです。では!また次回♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ