第36話、大魔道士との決戦
私は屋敷でルノンを探す。私はイリス、リラ様のメイドだ。しかし、今日、私は初めてリラ様を裏切ることになった。あの方には忠誠を誓っていたが、今回の事に関してはあの方を止めなければならない、あの方は暴走し過ぎた。怒りに任せ、我を失っている。
(リラ様.....申し訳ありません、ですが、これも貴方様のためです)
私はそう心で言いながら屋敷を駈ける。廊下の角を曲がると、腕を抑えながら歩いているルノンを発見した。
「ルノン!怪我をしているのね?」
「イリスお姉様、すみません、猫谷 鈴を取り逃しました」
「いいのよ、無事でよかった、それよりあなたに聞いて欲しいことがあるの」
「なんでしょうか?」
「よく聞いて、リラ様はニーナ様達を潰さない限り止まらない、でも私達はお客様を傷つけたくない」
「ですが、潰さなければ.....それがあの方の命令なのです」
「私は、あの方の命令に背く」
「お姉様!おやめ下さい!契約があるのですよ?」
「契約が切られたらそれまでよ、私は命を懸けてあの方を止めるわ、あの方は変わる必要がある」
「そうですが、お姉様、私怖いです、死にたくありません」
ルノンは涙を浮かべる。私はルノンを抱きしめた。
「死なせはしない、鈴様と協力しましょう、数々の死線をくぐり抜けてきたあの方達とならきっとリラ様を止められるわ、ルノン、あなたは私が守る」
「イリスお姉様.....わかりました、私はイリスお姉様について行きます」
「ありがとう、鈴様が呼んでいるわ、部屋に戻りましょう、そこで傷も手当できるわ」
「はい」
私達は部屋へと向かった。
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部屋の中に緊張感が漂います。私達はリラさんを倒すための作戦会議を始めようとしているのです。
「鈴ちゃん、大丈夫?顔が強ばってるよ?」
「正直不安だよ、でもみんなが着いてるから大丈夫」
「良かった、もう1人で行くなんて言わないでね」
「うん!」
そして、部屋のドアが開きイリスさんとルノンさんが入ってきました。
「お待たせ致しました、ルノンを連れてきましたわ、怪我をしてるみたいなので手当をお願いしても宜しいでしょうか?」
「怪我?見せて!」
みぃちゃんがルノンさんの所に駆け寄りました。そして、椅子に座らせて怪我した腕を見ました。
「何かを掠めた傷?でもあまり深くないみたい、これなら手当すればすぐ治るよ」
「実はん、ウチも手伝うで、その傷はウチがその子と戦って付けたもんやからな」
「ありがとう!じゃあ、包帯を巻いてあげて」
「了解や、鈴はん、始めてええで」
私は一呼吸置いて口を開きました。
「みんな!私はリラさんと戦って勝たなきゃ行けないの、だからみんなの力を貸して欲しいの!」
みんなもちろんという顔で頷きました。豹牙ちゃんが質問をします。
「ええけど、なんか作戦はあるんか?」
「リラさんの魔法は強力、あれを何とかすれば勝機はあると思う、それで何か良い策はない?」
ルノンさんのそばにいるイリスさんが発言します。
「魔法というのは自分の中の魔力を属性や物体、現象に変える物、魔力がなければ魔法は唱えられません」
「その魔力を封じる方法ってないの?」
「リラ様の魔力の量は計り知れません、魔力を全て消費し終わってから倒すのは現実的ではないでしょう」
「しかも魔法は強力なものばかり.....めちゃくちゃだよあの人.....」
「1ついいかしら?」
壁に背中をくっつけて立っているルミちゃんが口を開きました。
「魔法とは関係ないけど、そのリラとかいう奴は図書館にいるのよね?何故出てこないの?」
「図書館には魔導書が沢山あるからです、リラ様は魔導書の位置を正確に把握していれば直ぐにでも手元に出すことができる魔法を習得しています、ですが図書館から離れてしまうとそれが出来ないのです」
「魔導書?魔法は魔力があれば唱えられるんじゃなかった?」
「はい、ですがそれはあくまで魔導書から習得したもののみとなります、本来なら魔法は魔導書によって唱えるものです、しかし条件を満たせば魔導書がなくても唱えることは可能です」
「ということは、リラはまだ習得していない魔法がある、だから図書館でいつでも唱えられるようにしているのね」
「ええ、あの量の魔法を習得するのは不可能ですので」
「なら簡単じゃない、何の本がどこにあるかわからなくしちゃえばいいのよ」
みんな一斉にルミちゃんの方へ顔を向けました。
「確かにそれなら魔法を制限できる、本棚を全部倒しちゃえばどこに何があるのかわからなくなる!イリスさん、どう?」
「問題ないでしょう、リラ様はあの数の本の位置を正確に把握しています、しかし、本の位置がデタラメになってしまえば話は別、錯乱できるでしょう」
私は作戦を考えました。辺りには沈黙が走ります。私はイリスさんにとあることを確認しました。
「ちなみに図書館の入口は他にもあるの?」
「ええ、外から入れる裏口がありますわ」
(よし、それなら!)
私は考えた作戦をみんなに伝えました。
「それじゃあ.....みんなは裏口から入って本棚を倒して!」
みんなは頷きました。私は続けます。
「私は普通の入口から入ってリラさんを私に集中させる、合図を出したら行動開始、本棚を倒しきるまで時間を稼ぐから、終わったら力を貸して欲しいの!何か意見はある?」
みんな異論は無いみたいです。
「よし、みんな!絶対に勝つよ!」
「もちろんにゃ!」「うん!頑張ろね!」
「先輩達のために頑張るっすよ!」
「かわいくて強い白猫リィルちゃんにおまかせよ♪」
「さ〜て、ひと暴れするかのぉ!」「鈴はん達のことなら、強力は惜しまへんよ」
「みんな元気ね、私も負けてられないわ!」
みんな気合十分です。そして、木乃葉ちゃんが私に近付き言いました。
「鈴殿、これ返す」
木乃葉ちゃんは私の天生石が入っている手拭を返してくれました。
「ありがとう」
「鈴殿、それでいい、みんなで協力してこその仲間だ」
「うん!」
私はみんなに指示を出しました。
「それじゃあみんな、持ち場について!」
私達はそれぞれの場所へと向かいました。
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私は図書館の扉の前で深呼吸をしました。大事な決戦、負ける訳には行きません。
(大丈夫、みんながいるんだもん、きっと勝てるよね?)
私はそう自分に言い聞かせ、ポケットから手拭を出して中から天生石のネックレスを取りだし、首に付けました。そして図書館の扉を開けました。赤いカーペットを歩き、図書館の中心に行きました。
リラさんがとてつもない怒りの視線をこちらに向けながら机の椅子に座っています。
「勝負の途中でしっぽ巻いて逃げた妖怪もどきが、よく恥じらいもなくノコノコ私の前にやってきますわね」
「リラさん、どうしてメイドさん達を契約の力で無理矢理従えたりするの?」
「ふん、そんな基本的なことも分からないのですか?所詮その程度、いくら国でひと騒動起こしたとはいえ、知能はそこらの愚民とさほど変わらないですわね」
「はぐらかさないで!どうしてこんなことするの!?イリスさんとルノンさんにだって人生があるのに!」
「メイドは主の言うことを聞くのが当然の義務、ですが世の中には時に裏切る大馬鹿者がいます、それを防ぐ為に契約を交わすのです、おわかり?おバカさん」
「従いたくもない命令を無理矢理従わせて、そんなの契約じゃない!イリスさんとルノンさんを道具にしてるだけだよ!」
「お黙り!ただの妖怪もどきがこのアガルータの長である私に偉そうな口を聞くんじゃありません!」
「どうしてそうまでして私を捕らえようとするの!?ニーナちゃんへの復讐でこんなことまでしなくてもいいじゃない!」
「復讐?何をお馬鹿なことを、ニーナを傷つけたのはただのきっかけ、本当の目的はあなたです、猫谷 鈴、あなたは特別な力を持つに値する者ではない、その能力は私にこそふさわしい力、だからあなたを潰してその力を私のものにする、それが私の目的ですわ」
私は拳を強く握り締めました。怒りが込み上げてきます。そんなことのために、ニーナちゃんを傷つけて、絶対に許せません。
「自分勝手過ぎるよ!能力を持つことのふさわしいかそうじゃないかなんて、リラさんが決めることじゃないよ!」
「たかが田舎町から出てきた小汚い小娘が私に意見をしないで下さる!?腹が立ちます!」
「そうやって偉いのをいいことに他人を見下して、あなたはアガルータの長失格だよ!」
「生意気なっ!」
リラさんは椅子から立ち上がり魔法で机を跳ね除けました。
そして魔導書を構えます。私も天生同化を開始して戦闘に備えました。
「私の逆鱗に触れましたわね?潰してあげるだけで済ませようと思いましたが、もう許しません!最大の苦しみを与えてから殺してやりますわ!」
「あなたは私が止める!」
私は右手を上げて力を込めました。周りに青い炎が4つ生成されます。そして、炎を飛ばしました。
「ふん、そんな攻撃、効かないことは分かっているでしょう?おバカさんですわね」
リラさんは再び魔法障壁を展開します。しかしこの炎はリラさんを狙ったわけではありません。私はわざとリラさんを外すように飛ばしました。
「どこを狙ってるんですの?」
炎はリラさんを通り抜け、床に落ちました。
私は息を大きく吸って作戦開始の合図を出しました。
「みんな!お願い!」
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「来た!合図にゃ!」
「ホイきた!行くでぇ!」
「うん!『鬼神の弦』!」
実はニーナ達に三味線の力をかけた。合図の前に教えてもらった。筋力を一時的に上げる効果のある弦である。そして豹牙にゃ〜と一緒に本棚に手を置く。
「「せぇ〜っの!」」
豹牙と息を合わせて1つ本棚を倒す。1つが倒れるとその奥にある本棚もドミノのように倒れていく。同じようにして黒乃とルミ、ルノン、イリスも隣の本棚を押した。
セフトと木乃葉も隣の本棚を一緒に倒す。リィルは何故か応援しているだけである。
「木乃葉!セフト!ファーイトっ!」
「リィル先輩も手伝ってくださいよぉ……」
「嫌よ!私はか弱い女の子だもん、本棚を倒せるほどの力なんてないわ」
「俺っちも女っすよぉ……」
「ごめんセフト、リィルはあぁ言うと聞かない、我慢して」
ニーナ達は次々と本を倒す。そして、殆どの本棚を倒した時に、イリスはニーナ達に言った。
「ニーナ様方、私達は鈴様の援護に向かいます、鈴様の様子を遠くから見ていましたが、さすがに苦しそうです」
「分かったにゃ!木乃葉にゃー、リィルにゃー、セフトにゃー!ここは任せたにゃ、終わったらすぐに来るんだにゃ!」
「御意」「はいは〜い♪」「了解っす!」
イリス達は鈴の元へと向かった。
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ドスンドスンと音がします。ニーナちゃん達が本棚を倒している音です。
「ん?なんの音ですの?」
「本棚を倒したの、これが私の作戦だよ!」
「ふん、そんなことをして何になると言うのです?ん?本棚を……倒す……?あ゛ーーーーーっ!!!!」
リラさんは絶叫しました。そして、大声で叫び始めました。
「やめなさいあなた達!一体何日かけて本を整理したと思っているんですの!?やめなさい!やめなさーーい!!!!」
しかし、本棚を倒す音でリラさんの声はみんなには届きません。ほとんど本棚は倒されてしまいました。リラさんは怒りに震えています。
「この……たかが町外れの一軒家から出てきた妖怪もどきの小娘が生意気な!ぶっ殺しますわ!」
リラさんは本を開いて魔法でその場に浮かし、手を横に広げ、詠唱を始めました。
「我が放つは無数の剣……」
とんでもない数の剣を飛ばしてくる魔法です。結界を張っても割られてしまう、なら詠唱が終わる前に攻撃すれば……!
「『ルミエール・エギュイーユ』!」
私は少し前にリラさんと戦った時に記憶技術で習得したリラさんの魔法を放ちました。光の針を放つ魔法です。
「そんな攻撃はお見通しですわ、甘いですわね!『プレヴニール』!」
光の針はリラさんの目の前で消えてしまいました。魔法障壁で防いだのです。その間にリラさんの周りには光の剣が次々と現れます。
(そんな…魔法の詠唱中に別の魔法を唱えるなんて!このままじゃ……!)
「鈴ちゃん!」
横から声が聞こえてきました。みぃちゃんとニーナちゃんが走ってきました。
「みぃちゃん!ニーナちゃん!危ない!来ちゃダメ!」
「おバカさんですわね!3匹まとめて串刺しにしてやりますわ!」
私はニーナちゃん達の元へ走って結界を張りました。すぐに割られてしまうけど。少しでも守らなきゃ!
「だから無駄だと言っているでしょう、そのまま死になさい!」
しかし、リラさんの周りに浮いている剣が突然1つ、また1つと何かに弾かれた音と共に消えていきます。
「何事ですの!?」
近くに何やら落ちています。私はそれをひろいました。
「これって、銃の弾?もしかして!」
「鈴にゃ〜!ここに矢が落ちてたにゃ!」
「黒乃さんとルミさんだよ!」
そうです黒乃ちゃんとルミちゃんが自分の持っている飛び道具で剣を撃ってくれていたんです。剣はどんどん減っていきます。
「ちっ!どこまでも私の邪魔を……『イネグゾースティブル・シュヴェールト』!」
リラさんは残っている剣をこちらに飛ばしてしました。
「天生石!何とか持ちこたえて!」
「わいに任せや!鈴!」
目の前に豹牙ちゃんが現れ、持っている薙刀を高速で回して、飛んできた剣を全て弾きました。
「全て弾いた!?有り得ません、いくら数を減らしたとはいえ、防げる量じゃありませんわ!」
「ハッ!あれが防げへん量?足らんのぉ!それに数打ちゃ当たる考え方なんてど素人やで?」
「くっ……!イリス!ルノン!早く来なさい!何をグズグズしているんですの?こいつらを殺すのです!」
リラさんはメイド2人を呼びましたが来ません。リラさんは更にイライラし始めました。
「早く来なさい!契約を切られたいのですか!」
「あんた、まだ分かっとらんのか?あんたが捻くれ者やから、召使いにも嫌われるんやで?なぁ鈴?」
「うん、イリスさん!ルノンさん!」
「「はい、お呼びですか?鈴様」」
物陰に隠れていたイリスさんとルノンさんが私の傍に来ました。
「あなた達……私を裏切ると?ふん、立場が分かってないようですわね!契約を切ってやりますわ……って、あれ?」
リラさんは懐をゴソゴソと漁っています。しかし探し物が見つからないようです。
「な、ない!契約の魔導書がない!いつも懐に忍び込んでいますのに……」
「なんすか?この本、なんて書いてあるかわかんないっすね〜、」
本を持っているセフトちゃんが倒れた本棚の陰からひょこっと顔を出して、わざとらしく開いてリラさんに見せつけています。セフトちゃんは私達に集中しているリラさんの隙を見て、懐の本を盗んだのです。
「ああ゛ーーーーっ!!!!返しなさい!私の契約の本!」
リラさんは手を振り上げて今持っている魔導書の魔法を唱えようとします。しかし、
「『ルミエール』!」
「ぎゃっ!?」
別の倒れた本棚からリィルちゃんが出てきて、持っているステッキから強い光を放ちました。リラさんはあまりの眩しさに目を瞑り、振り上げていた手を目元に持っていきました。その隙を見逃さず。同じところから木乃葉ちゃんが出てきて、リラさんの持っている本を蹴り飛ばし、宙に浮いた本を素早くキャッチしその場から離れて、私の元に来ました。
そして、本を盗んだセフトちゃんは、本を上に放り投げて去り際に言いました。
「メイドさん、今っすよ!」
そう言われたイリスさんは本に向かって炎の魔法を放ちました。本は燃えて真っ黒になってしまいました。
リラさんは目を開けました。
「くっ……こんな下級魔法に……!契約の魔導書はどこに……?」
そしてまっ黒焦げになった本を見ました。
「私の……契約魔法……そんな……そんな……何年もかけて術式を改変してやっと完成した完璧な契約魔法ですのに……」
リラさんはそのまま膝から崩れ落ちました。きっと努力して手に入れた魔法なのでしょう。
「あなた達、私の苦労をなんだと思っているのですか!この魔法を作るのに毎日毎日寝る間も惜しんで研究を重ねたのですよ!それに、この本棚だって本の順番を考えて一生懸命整理したというのに……!私の苦労と時間を返しなさい!うわああああん!!!!」
なんと、突然あれほどにまで冷静だったリラさんが床に寝っ転がって駄々を捏ねながら泣き始めたのです。まるで玩具を買って貰えない子供のようです。
「え、えぇ……」
「なんか、大妖怪とは思えないぐらいの姿にゃ……」
まさかの事態にイリスさんとルノンさんも引いています。
「り、リラ様……?」「どうなされたのですか……?」
「リラさんってこういうことあったの?」
「いいえ初めてです、恐らく図書館を荒らされた上に私達にかけていた契約魔法が消されたことによって不利になったので、追い詰められたと思ったのでしょう」
「何だか可哀想……戦う気もないみたいだし、とりあえず落ち着かせよう」
私達はリラさんに慰めの言葉をかけたり、肩をトントンと叩いたりして宥めました。しばらくして、リラさんは落ち着きを取り戻しました。
「ふぅ、アガルータの長としたことが、恥ずかしいですわ……」
「落ち着いて良かったです、それで、どうしますか?戦いの続きは」
「あなた方の勝ちでいいですわ、こんな屈辱的なとこを見られたら戦う気にもなれませんわ」
「良かった、それならみんな傷つかなくて済みます!」
「ふふ、その優しさ……私は勘違いをしていましたわ、あなたはこれまで仲間の力だけを頼って生き残ってきたと思っていた、しかし、それはあなたへの信頼があってこそ、力だけが強さの全てではないと気付かされました、今こそ認めましょう、あなたには天生石の力を持つに値する者であると」
「じゃあ1つ目の特別な天生石の力も……」
「もちろん差し上げましょう、私、嘘は付きませんわ」
なんだか、色々とハチャメチャでしたが、リラさんに勝つことが出来ました。嬉しい反面、やっぱり私はまだまだみんなに甘えてばかり、私もみんなを守れるようにならないと思いました。
「ありがとうございます!」
「良かったね、鈴ちゃん♪」「鈴にゃ〜も頑張ったにゃ」
「うん!みんなもありがとう!」
「ただし!」
リラさんは少し大きな声を出して表情を変えました。
「いくら戦いとはいえ図書館を荒らしたのも事実、片付けを手伝ってもらいますわ!指示は私が出します、天生石の話はその後です!」
「確かにちょっとやりすぎちゃったかも……」
「これ、今日中に終わるかにゃ〜……」
「みんなで協力すればきっと終わるよ!頑張ろ?」
私達は早速図書館の片付けを始めました。
どうも、約2ヶ月ぶりの投稿です。
年末年始とても忙しくてかなり遅れてしまいましたが、何とか投稿することが出来ました!楽しんでいただけたら幸いです。相変わらず不定期投稿ですが、どうか今年も絶望の果ての理想郷をよろしくお願いします!
では、また次回〜♪




