異世界(生物誕生)
生物誕生するの大分早いですが、魔力で早まったということにしといてください。
世界誕生から100年の時が過ぎ、
最初の生物?植物?である魔力を帯びたシアノバクテリアもどきが誕生しました。
栄養の吸収方法は世界樹と同じです。
さらに、世界誕生から150年の時が過ぎ、
四足歩行の動物と最高50メートルにも達する植物たちが爆発的に増えてきました。
すべての動植物には魔力があります。
零音はこの時代に目を覚まします。
ある森に大きな全長四メートルぐらいの猪がいた。
オレはここら辺りの森ではなかなか強い方だと自負している。
子供のころから大食いで、一心不乱に狩りまくっていたら、いつの間にか種族の中で頂点にたっていた。
縄張りも大分広げたが、そろそろ食糧が切れ始めた。
どうにかしないといけないと思い、縄張りをでて彷徨き始めた。
なかなか食糧が豊富にあるところがないと思い始めていたが、
ある友人?友猪?が植物の根には美味しい実がなっていると言っていたので、大きい植物を探し始めた。
見つけた。
どの植物よりも大きい植物を。
さぞ、大きい実があるだろう。
オレ、一人のものだ。グヘヘヘ
突進して倒してから、実を取り出そう。
突進‼
よっしゃ、折れたぁ~……ぁ?
ブスッ‼
視界が真っ暗になり、意識がなくなっていった。
「痛ァァァァァァッッッ!?」
なんだ?なんだ?何が起こった?
とりあえず、状況確認だ。
目の前には熱帯雨林が広がっていて、湖がとても透き通り、キラキラしていてとても綺麗だった。
日本でもこんな景色が見ることができれば良かったのになあ。
現実逃避はここまでにするか。
今、猪みたいなのに、自分が折られかけています。
非常にヤバい。
不老不死でも痛いものは痛い。
まずは猪もどきを追い払わないと
枝に魔力を入れる感じで、そして枝を硬化するイメージをする。
そして、猪もどきに発射‼
これでどこか行ってくれるはず……あれ?
猪もどきがくし刺しニナッテイルンデスケド
生き物がシンダ。
殺す意思もないのに勝手に殺すのは最悪だ。
一番ダメなのは自分のミスということ。
魔力をこめすぎた。
これがまだ動物だったから罪悪感が少しあるだけだけど、もし、人だったら?自分の好きな人だったら?
俺は罪悪感どころでは全くすまないだろう。
一生後悔するはずだ。
これは俺が気が付かないうちに、慢心していたのだろう。チートに設定したことで。
これから慢心しないように、出来る限りの修行をしようと思う。
あと、一人称が俺だとまた、傲慢になって慢心しそうなので、僕に変えようと思う。
俺……僕の反省はここまで。
折れかかっていたところは、不老不死の副作用でもう再生していた。
というより、何で痛みがあったのだろうか?
人間の時の感覚が残っているせいで、無意識に魔力で肩代わりをしていたのだろう、多分。
だから目で見えたし、独り言も言えたのか。
念話みたいなものか。納得納得~。
ところで何年の時が過ぎたのかな?
「レベル確認」
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個人名:零音
種族:世界樹
年齢:186
Lv:5
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170年ぐらい寝ていたのか………。
人間では考えられない。
レベルも上がってる!
猪倒したからかな?
体長3メートルはあったから、序盤で倒す敵ではないよね。
次は折られないように魔力で全体を硬化しながら寝るか。魔力の練習にもなるはず…。
そろそろ人と話したいなぁ~。
Ζzz・・・・・・・・・・・・・・
読んでくださりありがとうございます。
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