異世界(何もない)
目が覚めると、体が縮んでいた。ついでに木になっていた。身長?は10センチぐらい。
世界樹の16歳ってこのぐらいの大きさなんだね。
あっ‼
こういう時、目が覚めたら、知らない天井だって言うのじゃないだろうか。今から言うか。
「知らない天……、天井ないんですけど」
ゴホンッ。
まず周りを確認しよう。
生物は……いない。
植物は……いない。
景色は……何もなし。
太陽は……なんか立方体のような形だった。明るさは前世と同じくらい。
水は……そこら辺にたくさんある。
魔力は……何でか知らないけど感じとれる。
目の前に最高級の暗殺者セットがあった。
結果、この世界は誕生したばかりみたいだ。
世界樹は酸素(魔力でも代用可)、水、光合成で生きれるらしい。頭の中にそういう情報があった。だから、生きれるだろう。
……目の前の最高級の暗殺者セットはどうしよう?着れないじゃん!
人化は1000年経たないと無理らしいので、どうしようもない。
そういえば、才能を入力するときにアイテムボックスを入力したような……
知識にあった。ということは使えるよね?
やってみますか。
アイテムボックス、オープン。
黒いブラックホールみたいなのがでてきた。
最高級の暗殺者セットを枝を伸ばして(魔力で枝を操作できる)、アイテムボックスに入れると……
消えた。
無くなってないよね?
取り出してみよう。
取り出したいものを念じてアイテムボックスに枝を入れると、無事に出てきた。
良かった良かった。もうアイテムボックスの検証は終わったので、もう一度入れて
アイテムボックス、クローズ。
黒い穴が消えた。
次の検証いってみよう。
今度は補助機能の全本閲覧可能機能だね。
閲覧開始っ!
検索【 】 ヒット数:0件
当たり前だよね。
今のこの世界に本があるわけないじゃん。
気をとりなおして、次、次~。
無限食糧庫は念じた食べ物が出せるみたい。
ラーメン出ろ~
なんか目の前にホワイトホールみたいなのが出た。
そこからラーメンが
おおっ!
でも今は木だから食べられないよね。残念。
戻せるかな?
無理でした。
しょうがないので、アイテムボックス行きだね。
次に、才能は正直身に付いたかどうかわからない。これは人になったときのお楽しみ。
他の設定も同様だね。
最後に、レベルのことは、えっ~と、こうか?
「レベル確認」
これは言わないといけないらしい。
半透明の表示が出てきた。
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個人名:零音
種族:世界樹
年齢:16
Lv:1
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すごくシンプル。
見やすからいいか。
ちゃんと設定したとおり、16歳になってるね。
とりあえずこれくらいかな?
今日で検証終わったし、生物が誕生するまで寝ときますか。
おやすみなさい。
Ζzz・・・・・・・・・