↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

僕とキミは運命の出逢いをした、でもキミはまさか僕がAIだとは知る事はないだろう!

作者: 七瀬
掲載日:2026/09/15




”僕とキミは運命の出逢いをした、でもキミはまさか僕がAIだとは

知る事はないだろう!“




私は婚期を逃した現在43歳の独身女です。

今までずっと自分の夢を叶えるために必死で仕事をしてきました。

でもこの歳になった私は、”物凄く後悔しています。“

彼氏も作らず、結婚の事も考えずひたすら仕事だけをしてきた私!

確かに周りからは私は高く評価もしてもらってはいるのだけど、、、?

私がたまに実家に帰えると両親からは、”もう結婚は諦めたのか?“ 

と嫌みを込めて言われる事に私は酷く心から疲れていた。



・・・でも私が会社に入った頃は何度か職場の男性に告白されて

付き合ってほしいと言われたこともあったが、その時の私は全く

男性にも興味がなく断り続けていた。

ただ現在私は43歳になり、”完全に婚期を逃したのかもう男性から

私に近づいて来る事もなくなってしまった。“

私の3つ下の弟からは、”姉ちゃん、もうこうなったらお見合いしか

ないな“ とか言われる始末!

ただ私は純粋に恋愛をして結婚をしたいと思っている。

でもそんな私の考えなど周りは完全に無視なのか?

酷い言われような時もあったのだ。



『”いい加減、茨田さんも結婚したら? アンタもう43歳だろう、

まあ~ココまでくるともう売れ残りなんだけどな!“』

『・・・・・・』




周りの冷たい私への態度。

私も心の中ではかなり焦っているのだが、どうやって男性と出逢うのか

もう私自身も分かっていなかった時に、久しぶりに会った女友達から

こんな事を言われたわ。




『”裕奈さ、出会いがないなら? マッチングアプリでもやってみれば?

あたしの女友達もそれで結婚までいったよ。“』

『えぇ!? そ、そうなの?』

『合わなかったら直ぐにやめちゃえばいいんだしさ、一度やってみたら?』

『そうだね、早速調べてやってみようかな。』

『”ただ気をつけないと? 詐欺とかもあるみたいだしヤバいと思ったら

直ぐにやめなよ!“』

『うん、ありがとう! そうする。』

『じゃあーいい知らせ待ってるわ!』

『私も頑張ってみるね!』

『うん、じゃあね!』

『じゃあね。』






 *





・・・私は早速”マッチングアプリ“をいろいろ調べてはじめる事にした。

確かに最初は、変な男性から何度もしつこく連絡があったり、

”直ぐに私と会いたいとか言ってくる男性もいたのよ。“

こういうのって? やっぱり女性の体目的で寄って来る男なんだよね?

そういう男は直ぐにブロックをかけて、相手にしない事にしたわ。





そしてようやく、”私が望んでいた理想の男性と私は遂に出逢う事が出来た!“

彼の名前は、上田俊也 現在46歳、バツイチ、元妻との間に子供はなし、

お互い心がいつしかすれ違った事で”離婚“になったらしい。

彼の今の仕事はデザイナー。

彼とは最初はメールのやり取りだけだったが、直ぐにお互い打ち解けて

チャットで今では会話をしているの。

お互いの顔を見ながら話してるから嘘がないというか?

私は完全に彼の事が心から好きになってしまったわ。

”彼の誠実で真面目なのに少しどんくさいトコロも私は好きになる!“




『ちょ、ちょっと待っててくれる? 今、コーヒーこぼしちゃった!?』

『えぇ!? もぉ~ドンくさいんだから~』

『ごめんごめん、だからちょっとだけ待ってて、直ぐに拭くもの持って

来るからさ!』

『はいはい! ゆっくりでいいよ、時間はたっぷりあるんだから!』

『ひょっとして? 僕を寝かさないつもり?』

『アタリー!』

『アタリーじゃないよ、明日も裕奈は仕事でしょ! 僕は明日は休みだから

いいけどさ。』

『じゃあー私も明日、仕事休んじゃおうかな~!』

『ダメだよ、ちゃんと行かないと。』

『ごめんごめん嘘だよ、でもこうやって怒ってもらうのいつぶりなんだろう?』

『”大人になるともうなかなか怒られる事もなくなるからね!“』

『そうそう。』

『”これからは僕が時々裕奈を怒ってあげるから覚悟しとけよ~“』

『うん、嬉しい!』

『はぁ!? それなに? 僕が怒っても怖くないってこと!』

『そうじゃなくてさ、ただ相手が居る事が嬉しいって言うかね、』

『これからはずっと僕が裕奈の傍に居るよ。』

『うん。』






・・・こんな風に毎日、私は彼との甘い時間を過ごしていたわ。

彼とならこの先の未来も私は幸せになれるはずだから!

このまま私は彼との【結婚】も夢見ていたしね。


















 *






・・・”ただ彼女は何も知らない!”

まさか僕がAIだとはキミはこの先も知る事はないのだろう!

僕はキミの運命の男性(ひと)

運命の出逢いをキミとした。

でも絶対に会う事がない相手。

何故なら僕は、”この世に実在しないのだから。“



だけど僕は、それでもキミの運命の男性(ひと)なんだ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。