天使と友達になった男
それは、突然現れた。
それは、突然目の前に現れた。
それは、天使の羽根が生えていた。
天使の羽根が生えたそれは、俺の方を見た。
「君!!僕がみえるの!?」
みえる…?ということは、他のやつには見えない…のか?
「珍しいね!僕が見えるなんて!!」
天使は続ける。
「やっとあえた!!僕のことが見える人間に!!」
天使は、嬉しそうにそう言うと天使は聞いてもいないのに名前を名乗った。
「僕の名前は、ハルって言うんだ!!」
すると、俺は思わず
「天使っぽくない名前だな」
そう呟くと、天使は
「そうかな?それで、君は何て名前なの?」
「名前…?」
「そうだよ!!僕が名乗って、君は名乗らないなんて不公平じゃないか!」
「そっちが、勝手に名乗ったんぎゃないか…」
「何か言った?」
「いや…」
「それで、君の名前は?」
「…春川修二」
「シュウジね!覚えた!!」
「ハルって言ったな。お前は俺にどうして欲しいんだ?」
「僕はシュウジと友達になりたいんだ!」
「…友達?」
「そう!友達!!」
「何で、俺がお前と友達にならないといけないんだ。」
「え、何でって…」
「話しにくいなら、無理しなくてもいいぞ」
「話すよ!僕、天使の中でも下っ端で…それで下っ端の僕でも友達の1人くらい出来るんだぞってことを証明したくって…」
「そういうことなら、友達になってやってもいいぞ。」
「やったー!!ありがとう!!シュウジ!!」
天使と友達になった男、シュウジであった。